オサマ・ビンラディンはテロ資金を集めるためなら手段を選ばなかったものとみられている。英国のBBCテレビ局は20日、ビンラディンが国連資金まで支援してもらったと報道した。また、20日付の英紙ガーディアンは、中国はアフガニスタンに不発になった米国のクルーズミサイルを見せてもらうことへの報酬をビンラディンに支払ったと伝えた。
BBCテレビ局によると、国連は1997年スーダンのチャリティー団体連合に140万ドル(約18億2000万ウォン)以上を支援したが、この支援金をもらった団体の中にはビンラディンにテロ資金を提供したプワパク財団が含まれているとのこと。
英国の情報部で反テロ関連業務に携わっていたチャルズ・シュブリ−ジ氏は「多くの難民救護団体などがテロ資金を集める前衛組織としての役割を果たしてきたと思う」と述べた。
英紙ガーディアンによると、ビンラディンが1998年アフガニスタンに不発になった米国の巡航ミサイルを中国に見せる報酬として数百万ドルをもらったと伝えられている。
米国は1998年8月ケニアとタンザニアの米大使館がテロ攻撃を受けるてから2週間後、アフガニスタンのビンラディンの拠点を巡航ミサイルで攻撃した。
中国がミサイルを見せてもらうことへの報酬を支払ったことは、3月にイタリアのミラノにいるアル・カーイダのメンバー同士の会話をイタリア警察が傍受したことによって明らかになった。
朴濟均 phark@donga.com