野党「金議員の口座を追跡すべき」、与党「プライバシーを政治に悪用するな」

野党ハンナラ党は２４日、与党民主党・金弘一（キム・ホンイル）議員が今年８月済州（チェジュ）休暇の時、最高検察庁の朴淙烈（パク・ジョンリョル）公安部長を同行したことと関連し、朴部長への罷免と金議員の対国民謝罪を要求した。

反面、民主党の田溶鶴（チョン・ヨンハク）スポークスマンは「休暇の時旅行に出かけるのはプライバシーに関することなのにハンナラ党がこれを再選挙・補欠選挙に悪用している」とし反発した。

▲ハンナラ党の攻勢〓ハンナラ党の権哲賢（クォン・チョルヒョン）スポークスマンは総裁団会議のブリーフィングで「検察の公安最高責任者が大統領の息子を随行し旅行したのは、現政権の道徳性喪失の程度を見せてくれるもの」だとし、「大統領は朴部長を即時罷免し、親戚・姻戚と側近の不正を撤退させなければならない」との考えを表明した。

権ポークスマンは続いて「金議員も大統領の息子として高位公職者および業者らと『総体的腐敗の旅行』をしたことに対し国民に謝罪の意を示し、それらと関るようになった経緯について釈明すべき」だとし、「検察と金融監督院などは金議員に対する口座追跡などを実施してでも、国家の綱紀を確立しなければならない」と強調した。

李在五（イ・ジェオ）院内総務は「金議員は１月にも『李容湖（イ・ヨンホ）ゲート』と関連がある某企業スポーツ団の鄭学模（チョン・ハクモ）社長と一緒に済州旅行に出かけていた」と述べた。

▲金議員の声明〓金議員は個人声明を通じて「かなり以前からの知り合いで、妻や子ども同士でも親しい検事と一緒に休暇を過したことのどこが間違っているのか、同じ飛行機に乗ったことがどうしたと言うのか」と抗弁した。

金議員はまた「（朴部長と）同じ日はもちろん同じ飛行機に乗って済州に向かったこともなく、宿所も異なる所だった」としたうえで「大統領の息子は休暇も取らず既に知り合いの人とも会うなということなのか」と問い返した。

文哲 fullmoon@donga.com