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「就職中心の大学教育、専門知識の寿命短縮」

「就職中心の大学教育、専門知識の寿命短縮」

Posted October. 25, 2001 09:41,   

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最近、大学内外で関心を引いている「基礎学問の危機」と「韓国中等教育の危機」を診断し、解決策を模索する発表会と討論会が、24日、ソウル大学で開かれた。

ソウル大基礎学問協議会(会長、兪平根教授)が、同日午後教授会館で主催した「ソウル大基礎学問の進むべき道」というテーマの発表会では、「韓国の現実に顔を背けた実用主義的大学改革が、基礎学問の貧窮化を深めた」という批判の声が出た。

また、ソウル大教育学部(鉠昌燮学長)主催で文化館で開かれた「中等教育大討論会」では、現行入試制度の問題点とこれに伴う高校教育の跛行などについての熱のこもった討論が行われた。

▲基礎学問危機発表会〓人文大宗教学科の尹以欽(ユン・イフム)教授は、「大学側の実用主義的改革推進によって、ソウル大の教授社会は、自分の分け前をとるための大学間、学科間の殺伐な競争を繰り広げている」とし、「ソウル大が、まるで素早い不動産投機が押し寄せた騒がしい開発地域のような状況だ」と非難した。

▲中等教育危機討論会〓白淳根(ぺク・スングン)教育学科教授は「現行の学生の成績が、該当学生の学歴を十分に反映できておらず、大学が学生を選抜するのは困難だ」とし、大学入試で学校間の学歴の差を認める内申等級制の導入の必要性を主張した。

△修能試験の類型および水準の多様化△随時募集の活性化△募集単位の広域化廃止、などを教育当局に求めた。

鉠学長は「教育現場の声を排し、一貫性なく進められてきた韓国の教育政策の漂流が、公教育崩壊の主犯だ」とし「根本的な解決策として、資質のある教師養成に向けて、教育学部が積極的に支援されなければならない」と主張した。



changkim@donga.com