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シリング−ジョンソ¥ンのワンツーパンチでDバックス快勝

シリング−ジョンソ¥ンのワンツーパンチでDバックス快勝

Posted October. 30, 2001 09:05,   

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「彼がマウンドに立っているということ自体が我々にとって恐怖だった。」

「彼は私をはじめとするヤンキース打者を完璧に支配した。」

米国人にありがちな多少大誇張めいた言い方ではないのは明かだった。プライドが高く、傲慢で知られるニューヨーク・ヤンキースのジョー・トーリ監督と最高の人気スター遊撃手デリック・ジーターは、試合後のインタビューで自らの完敗を認めた。

29日、アリゾナ・ダイアモンドバックスのホームグラウンド、フェニックスのバンクワンボールパークで開かれた米プロ野球ワールドシリーズ第2戦。4年連続制覇に挑む王者ニューヨーク・ヤンキースだったが、カート・シリングやランディ・ジョンソンの「ワンツーパンチ」を武器にするダイアモンドバックスに手も出せなかった。

シリングの1失点完投勝利のバトンを引き継いでマウンドに立ったジョンソンは、この日自身の全選手生活において最も輝かしい力投でヤンキースの強打線を静まらせた。はじめの30イニングで9打者を三振7個に内野ゴロ2個で仕留めたのをはじめ、9回までに奪三振11個を加え、3安打無失点でチームの4−1の勝利を導いた。

一方ヤンキースは、通算打率0.452の2番ランディ・ベラルデが先発打者のうち唯一ジョンソンに三振を奪われなかったことを慰めにしなければならなかった。

しかし、こんなジョンソンにも不満があるならば、4−1でリードした9回、ブルペンでウォーミングアップ中の金炳賢(キム・ビョンヒョン)のことが頭にあったボブ・ブレンリー監督に、「投げ続けるか」と聞かれたこと。ジョンソンは、少しのためらいもなく「イェス」と答えた。

一方、ブレンリー監督の選手起用も光った。スティーブ・フィンリーの代わりに5番打者として電撃起用されたダニー・バウティスタは、2回に先制&決勝2塁打を打ったのに続き、1−0でぎりぎりリードしていた7回には1死1塁で好投していたヤンキース先発のアンディー・ペティットの右腿を強打する内野安打を出して、次打者マット・ウィリアムズの3点本塁打を導いた。

ジョンソンの好投の影で目立たなかったものの、駄目押しの本塁打を放ったウィリアムズは、89年サンフランシスコ・ジャイアンツ、97年クリーブランド・インディアンズに続き3チームでワールドシリーズ本塁打を放った大リーグ新記録の主人公になった。

20勝投手(3敗)ロジャー・クレメンスを前面に出すヤンキースが、4勝投手(9敗)のブライアン・アンダーソンが先発登板するダイアモンドバックスに雪辱を果たせるか。注目の第3戦は、31日午前9時30分(韓国時間)、ニューヨークに場所を移してスタート。



zangpabo@donga.com