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アルゼンチン 「国家不渡り」差し迫る

Posted October. 31, 2001 09:38,   

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膨大な対外債務に苦しんでいるアルゼンチン政府がデフォルト(債務不履行)の可能性をほのめかしたことを受け、世界の株価が軒並み値下がりした。

韓国の総合株価指数も30日14.0ポイント(2.56%)安となるなど、「アルゼンチン発の経済危機」の影響を受け始めている。

アルゼンチンは投資家らに対して最低380億ドル規模の債務履行が不可能であると示唆、債務調整のため米メルリンチ社を諮問会社として雇用したと、ブルームバーグ通信とウォールストリート・ジャーナルなどが29日伝えた。アルゼンチンは債務の負担を軽減させるため既存の債権を低い利率の長期債権に切り替える案を進めている。

世界最低等級のアルゼンチンの国債(2005年満期)価格は5年で最低水準に落ち込み、債権収益率は6月に比べて倍増した43.3%となった。アルゼンチンの国家危険指数(公債の上乗せ金利)は先週末よりおよそ1.75%急騰した20.03%となり、ブエノスアイレス株式市場のメルバル指数も先週末より8.67%安の219.54で取引された。

アルゼンチンのデフォルト宣言への懸念が高まるにつれ、ニューヨークのナスダック指数が29日3.93%(69.44ポイント)安の1699.52で取引されるなど、ロンドン、パリ、フランクフルトなど欧州の主要株式市場も2〜3.3%下落した。30日の東京日経平均株価は0.94%安の1万512.82円で取引を終えた。

ドミンゴ・カバルロアルゼンチン経済長官は「今回の債務調整は自律的に行うものであり、国際金融機関の債務保証を受けることになる」と述べたが、債権機関がアルゼンチンの債務調整案を受け入れない場合、どんな措置を取るかについては触れていない。



lailai@donga.com