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韓国製の超音速飛行機、初開発

Posted November. 01, 2001 09:13,   

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韓国製の超音速飛行機が初めて開発された。空軍と韓国航空宇宙産業(KAI)は31日、超音速高等訓練機兼軽攻撃機の「T50/A50(別名ゴールデン・イーグル)」が慶尚南道泗川(ギョンサンナムド・サチョン)第1工場で完成したと明らかにした。

F16を導入する見返り(折衷交易)として、米ロッキード・マーティン社から高等訓練機の製造技術を習得し、韓国の技術陣が独自に設計・制作されたもので、F22、F15、ラファルなどの次世帯戦闘機の操縦訓練に合わせ設計された高等訓練機だ。最高速度はマッハ1.5、最大離陸重量が1万2000kgにのぼる。また、F4(ファントム)レベルの武装能力を備えており、有事には軽攻撃機としての任務転換が可能だ。

金大中(キム・デジュン)大統領はこの日の祝辞で、「2005年までには韓国独自の人工衛星の発射体と発射場を完備し、次世代の韓国製戦闘機と通信衛星の国産化も推進される計画だ」と述べた。

また金大統領は「T50の単一機種だけで2010年までに100億ドル以上の輸出効果を残し、合わせて2万人の雇用が新たに創出され、これまで外国製訓練機の輸入に当てられた年間20億ドル以上の外貨が節約されることになる」と述べた。

一方、KAI側は「世界的に超音速飛行機の開発能力を備えた国は10カ国余りにすぎない」とし、「韓国は超音速飛行機の独自開発によって名実共に航空先進国の仲間入りを果した」と評価した。

テスト飛行を経て2003年初めから量産を開始するT50は、国内市場のほかに輸出市場も視野に入れて開発された。約2兆ウォンにのぼる開発費の10%ほどをロッキード・マーティン社が直接投資しており、海外輸出を担当するマーケッティング会社をソウルと米テキサスでロッキードマーティン社と共同運営している。

KAI側は2030年までに800機(全世界高等訓練機市場の25%)、300億ドル相当の輸出を目指している。現在、イスラエル、トルコ、ギリシャ、スペイン、アラブ首長国連邦などとの輸出交渉が進められている。



esprit@donga.com