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ヤンキース、「クレメンスーリベラ」黄金の継投で初勝利

ヤンキース、「クレメンスーリベラ」黄金の継投で初勝利

Posted November. 01, 2001 09:14,   

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奇跡は起きなかった。そして「韓国産原潜」金炳賢(キム・ビョンヒョン、22、アリゾナ・ダイアモンドバックス)の東洋人初のワールドシリーズ登板は、またもやおあずかりになった。

今季20勝投手(3敗)のニューヨーク・ヤンキースのロジャー・クレメンスと4勝投手(9敗)のダイアモンドバックスのブライアン・アンダーソンが先発対決を展開した31日の米大リーグワールドシリーズ第3戦。「その場しのぎの先発」アンダーソンの予想外の好投も光ったが、この冬サイ・ヤング賞6回目の受賞に挑戦するクレメンスの壁はそれ以上に高かった。

変動要因があったとすれば、3度まで下がった寒さと時速15kmの強風。ヤンキー・スタジアムを埋めた5万5820人の観衆は、毛糸の帽子に厚いオーバーコートで武装して観戦に臨んだ。

天候のせいか。1回表、ヤンキースが不安なスタートを切った。ダイアモンドバックスの先頭打者クレイグ・カウンセルの打球は、2塁手アルフォンソ・ソリアーノのグローブに当たりはじいた。しかしクレメンスは、見事な1塁牽制球でカウンセルを仕留め、四球を得た2番スティーブ・フィンリーは2塁盗塁に失敗。

以降、クレメンスはペースを取り戻し2—1でリードした7回まで自慢の奪三振を9個も重ね、3安打3四球1失点と好投、「鉄壁の抑え」リベラにバトンタッチ。ワールドシリーズ通算5試合に登板し3勝無敗に平均自責1.59。

昨年までワールドシリーズで5勝無敗23セーブに平均自責0.74をマークしているリベラは、待ってましたとばかりに4打者を連続三振で仕留めるなど2イニングをパーフェクトで抑え、窮地に陥っていたチームに2敗後の初勝利を贈った。

アンダーソンの好投に押され、2回ポサダの本塁打で1点を挙げたのにとどまったヤンキースは、6回バーニー・ウィリアムズの内野安打とポサダの四球でアンダーソンを降板させた後、2死1、2塁で98年ワールドシリーズ最優秀選手スコット・ブローシャスの左前安打で貴重な決勝点を挙げた。

一方、この日の試合にはブッシュ大統領が米大統領としては56年のアイゼンハワー大統領以来45年ぶりに始球式を行い注目された。テキサス・レインジャーズの球団オーナを務めた経歴のあるブッシュ大統領は、ワイシャツ姿にグローブをはめない素手でストライクを投げ、3回まで観戦した。

1日午前10時(韓国時間)に開かれる第4戦では、ダイアモンドバックスは第1戦の先発カート・シリングが、ヤンキースはポストシーズン通算9勝2敗に輝くオルランド・エルナンデスが先発登板する。



zangpabo@donga.com