与党民主党の若手議員らは1日、政府与党の刷新を求めた5項目が受け入れられない場合、所属議員らを対象にした署名運動を再開することを宣言した。一方、これら刷新派グループを支持している一部の最高委員らが最高委員職の辞意を表明したり辞退を検討しているものと伝えられ、与党の内紛事態が新たな局面へと展開しつつある。
とりわけ、東橋洞系(ドンギョドン系=金大統領の家臣グループ)がこの日、党務会議を通じて権魯甲(クォン・ノガプ)元最高委員の政界引退を主張した一部の若手議員らに対し全面的な反撃に出たことを受けて、若手議員グループでは党指導体制の刷新に向けて党大会の招集も辞さないという話まで取り沙汰された。
▲若手議員グループが決議文を発表〓張永達(チャン・ヨンダル、開かれた政治フォーラム)、辛基南(シン・ギナム、正しい政治実践研究会)、朴仁相(パク・インサン「未明21」、任鍾鉊(イム・ジョンソク、国民政治研究会)議員など5つの党内各派の代表者らは同日、記者会見を持ち、与党政府と大統領府の主要実力者に対する政治的問責など5項目の要求を盛り込んだ共同決議文を発表した。
同代表者らは、また「党が署名派と非署名派とに分裂される恐れがあるとの判断から署名運動を留保しただけで、撤回したわけではない」との立場を表明し、金大中(キム・デジュン)大統領が3日の最高委員会議で納得できる結論を下さない場合、政府与党の刷新に向けた署名運動を再開する考えを明らかにした。
若手議員グループの要人は「総裁の刷新への意志が不十分だと判断されれば、署名運動が党代表の直接選出など指導体制の変更に向けた党大会の招集要求へとつながり得る」とし厳しい姿勢を示した。
▲党務会議で激突〓即刻的な政府与党再編を主張している若手議員グループと大統領選予備走者と東橋洞系の一部議員は同日、党務会議で人的刷新と関連して人身攻撃的な発言まで交わすなど激論を繰り広げた。
金玉斗(キム・オクトゥ)議員は「特定人物に対し引退を主張する勇気があるならば、とんでもない疑惑ばかり提起している野党ハンナラ党に向けて攻撃したらいい」とし若手議員グループを非難した。
しかし、千正培(チョン・ジョンベ)議員など刷新派は「大統領を側近で輔弼(ほひつ)してきた方々は直ちに一括的に辞表を出すべきだ」と述べ、大統領側近グループの退陣を繰り返し強調した。
李允洙(イ・ユンス)議員は「特定勢力(東橋洞系)を解体せよと主張するのは自制すべきことだが、指弾を受けている1、2人の進退問題は整理されなければならない」と述べた。
▲最高委員ら辞意表明〓鄭東泳(チョン・ドンヨン)最高委員は党務会議で10月25日の再選挙・補欠選挙での惨敗と党の内紛事態に対する最高委員らの責任論が集中的に取りあげられると「責任を痛感する」として最高委員職の辞意を表明した。
韓和甲(ハン・ファガブ)最高委員は「3日に開かれる大統領府での最高委員会議以降、(自らの)去就問題について話し合い結論を下したい」との立場を示しており、金槿泰(キム・グンテ)最高委員も「今日の事態に対しいかなる責任でも取る」と明らかにした。
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