プロバスケットボール2001〜2002シーズンが3日、待望の開幕を迎え、6カ月余りの熱い戦いに突入する。
オフシーズンの間、汗を流してシーズン開幕を待った選手達の気持ちはみな一様だろうが、誰よりも今季を楽しみに待っていた男達がいる。
LGセイカーズの「カンガルーシューター」チョ・ソンウォン(30)。昨シーズンに続きMVP2連覇を狙うチョ・ソンウォンは、今季は珍記録にも挑戦する。個人通算4年連続チャンピオン決定戦進出がそれ。現代(ヒョンデ)モービス時代、2度優勝を経験したチョは、LGに移籍して初めて迎えた昨シーズンは準優勝に終わった。3年連続スリーポイントシュート王を目指すチョは、新人ソン・ヨンジンと外国人センターのエバンスの加勢でゴール下の攻撃力が強化され、トレードマークの「雷速攻」に続くロングシュートを思う存分放ちたい構え。
また、通算スリーポイントシュート598本をマークしているチョは、3日、三宝(サムボ)エクサーズとの昌原(チャンウォン)でのホーム開幕戦でプロ初の600本の大台を目前にしている。チョは「体がうずうずする。今年だけは優勝は譲れない」と語った。
昨シーズン始め、左人差し指の骨折で21試合も出場を逃したSKナイツのソ・ジャンフンは、オフシーズンの間激しいトレーニングでコンディションを最高の状態に持ってきた。全試合出場を目標にしているソは、いつになくウェイトトレーニングにこだわった。筋肉に力がついてこそ、負傷も予防でき、最高のプレーができるという考えからだ。先月31日、SKナイツと練習試合を行ったSKビックスのユ・ジェハク監督は「ソ・ジャンフンが延世(ヨンセ)大学時代以来初めてツーハンドダンクシュートまでこなすほどベストコンディションに達したようだ」と賞賛した。99〜2000シーズンのMVPソ・ジャンフンは、他の国内選手とちがってバスケットボールの本場から来た傭兵プレーヤー達真っ向から戦わなければならない立場だ。しかしソ・ジャンフンは「外国人プレーヤーのレベルが身長と技術のいずれにおいても例年より劣るようだ」と自信に満ちている。チョとソは、今季が終われば共にFA(自由契約選手)権を獲得することになっており、今後の進路にとって有利な立場を獲得するためにも、これまで以上に実績を固めたいところ。
アシストの歴史を塗り替えている現代モービスのカン・ドンヒは、通算1600アシストまでにあと1本を残すだけ。3日の安養(アンヤン)SBS戦では、新たな歴史を残すと期待される。アシスト王に4度も輝いたカン・ドンヒは、昨年チームがはじめてプレーオフ進出に失敗したことによる痛々しい記憶をきれいさっぱり洗い流そうという覚悟。
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