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ヤンキース「ニューヨーク〜ニューヨーク〜〜」

ヤンキース「ニューヨーク〜ニューヨーク〜〜」

Posted November. 03, 2001 11:26,   

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映画や小説だとしても「あまりにも出来過ぎた内容」といえるほどだ。

2日、ニューヨークスタジアムで行われた米大リーグのワールドシリーズ第5戦。前日と同じ9回裏2死の場面でドラマが始まった。

2−0とリードしていた9回裏に登板した金炳賢(キム・ビョンヒョン、22、アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、最初の打者ポサダに二塁を許したものの、スペンサーを三塁ゴロ、ノブロックを三振にしとめ、自分を信じ二日連続、押さえで起用してくれたブレンリー監督の期待にうまく応えようとしていた。

しかし、再び勝利の女神は金ビョウンヒョンに背を向けた。二死二塁、ワンボールの後、金炳賢が投げたボールは真ん中の直球。8番ではあるが98年ワールドシリーズの最優秀選手だったブローシャスが逃さず、レフトフェンスを越える同点ツーランとなった。

前日9回裏二死後、マルティネスの同点ツーランと同じ状況だった。ブローシャスが打った瞬間、既にホームランを予感した金が打球を追わずそのままマウンドに座り込んだ。ブレンリー監督さえ、一瞬全身が凍り付いたように動けなかったもようだったが、しばらくしてから金炳賢を降板した。

結局、試合の流れは、完全にニューヨークのペースになった。ヤンキースが延長12回裏、ノブロックの中前安打で一死二塁となり、続きソリアーノが右前適時打を放って、2−3で逆転し、アリゾナは二日間連続延長戦で手痛い逆転負けとなった。

半面、ニューヨーク・ヤンキースはこの日の勝利で遠征2連敗後、ホームで3連勝を遂げ、1勝を残しただけで4年連続優勝に王手を掛け、ワールドシリーズで延長戦7連勝、ホームで10連勝を続けている。

一方、米国マスコミはアリゾナが二日連続、逆転負けしたことから、ブレンリー監督の用兵術に問題があるとの論調で「集中攻撃」を加えている。

第6戦はアリゾナがホームのフェニックスへと移り、「ビック・ユニット」のランディー・ジョンスンを先発させ、4日午前9時30分から行われる。



zangpabo@donga.com