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コール金利 再引き下げへ

Posted November. 05, 2001 15:15,   

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韓国銀行がコール金利の再引き下げに踏み切る可能性が高くなっている。案外深刻化している米国の景気低迷が国内経済に影響を及ぼすことが確実視されているからだ。

6日予定の米公開市場委員会(FOMC)では景気回復のため連邦金利を少なくとも0.5%下げることが明確になっている。これを受け、市場では韓銀も世界的な金利引下の動きに合わせて金利を引き下げるよう期待している。

しかし、韓銀内部では「信用不安が解消していない現状で金利引下げはあまり效果がない」との反論も根強くある。

▲テロ余波の具体化〓テロ攻撃を受けた米国の3・4半期成長率がマイナス0.4%に落ち込み、「世界的な景気低迷の現実化」を懸念する声が高くなっている。生物化学テロと米国の報復攻撃の長期化で、消費マインドが極度に萎縮する場合、4・4半期には成長率がさらに悪化すると予想される。

▲コール金利引下げの可能性強まる〓つい最近まで9月の産業活動動向が予想より改善し、11月8日の金融通貨委員会では金利引下げはないとの見方が強かった。しかし、このような実体指標の改善を景気回復の兆しとみることは難しく、米経済の後退が予想より速く進んでいることから状況が一変している。幸いなことに物価は安定を取り戻しており、金利引下げへの期待感はさらに高まっている。

しかし、金利を引き下げても景気の先行き不安と企業構造調整の遅れなどで、資金が企業の生産活動に使われるよりは市場に流れ込んでいるとの指摘が韓銀内部から提起されている。



nirvana1@donga.com