警察が全国職員労働組合(全教組)所属教師の「年金法反対闘争」と関連して、一線の学校長を相手に調査を行い、波紋が広がっている。
全教組全羅北道(チョルラブクト)支部は井邑(ジョンウプ)と高敞(コチャン)警察署が2日から5日まで井邑ワンシン女子校の李某校長ら、井邑と高敞地域の小・中高校校長を呼んで調査したと5日、明らかにした。
警察は校長に対し、先月27日にソウルで開かれた全国教組集会に参加した教師の身元と当時学校の授業状況 、教師の勤務状況等を調査し陳述書を作成するようにしたという。
また、高敞など一部地域では警察が学校を訪れ、同じような調査を行った。
これに対して全教組全羅北部は「教育現場を代表する校長を任意召喚したのは明らかな教権蹂躪で、軍事政権が続いていた1980年代にも見られなかったこと」だとして、検察と警察の関連者の問責措置を主張した。
警察庁関係者は「検察の指示に沿って当時の状況を把握するための調査を行った」と述べている。
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