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米、9・11世代に注目する

Posted November. 06, 2001 11:02,   

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米国で「9・11世代」という新造語が生まれた。「9・11テロ」の影響はどこまで広まるのだろうか。

▲9・11世代〓時事週刊誌ニューズウィーク最新号(12日付け)カバーストーリーで9月11日、ニューヨークとワシントンで発生した前代未聞のテロを経験した大学生ら、若い世代を9・11世代と規定して彼らが今度の事態にどう対処するかが関心事と指摘した。

この世代は、テロ事件前までは平和と繁栄を享受しながら、既成世代とは違って、これといった社会的な悩みを覚えなかった。卒業後の進路と映画、音楽などが主な関心事だった。

しかし、テロは全てを変えてしまった。ウォールストリートを夢見ていた学生らは連邦捜査局(FBI)と中央情報局(CIA)への進出を考慮している。以前は辛かいの対象だった学軍団(ROTC)は今や周囲の拍手を受けている。

9・11世代は、過去の西欧中心の歴史教育を受けた既成世代とは違って、中国、アフリカ、イスラムなどの歴史まで学んで成長した世代でもある。だから他文化もよりよく理解している。

ニューズウィークは、しかし「2001年が大学側と社会が談合した1941年(第2次世界大戦)と歴史的葛藤の始まりだった1966年(ベトナム戦争)のどちらに近い様相を呈するかを述べるにはまだ早い」と評価した。

▲子供達が受けた衝撃〓幼児向けテレビ番組「セサミ・ストリート」を制作する「セサミ・ワークショップ」がテロ後6〜11才の子供に恐怖の対象を絵で描かせた結果、子供の大半は崩壊した建物、核、爆発、暗闇、家族を失った孤児として残された状況などを描いていたと、米ワシントンポスト紙が2日報じた。

これは5月に同じテーマで子供が描いた絵に蜘蛛、蛇、幽霊が登場したのとは大きく異なったものだ。

5月には環境汚染で遊び場を失うことを心配していた子供達が、9月にはオサマ・ビンラディン氏によって親を失うことを恐れるようになったのだ。

専門家らは「50年代学校の机下の空襲避難訓練を受けながら幼年を送った米国人は、生涯ソ連を恐れたように9・11テロも子供達に精神的な傷跡として残るだろう」と憂慮した。



eligius@donga.com