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半導体「脱PCが生き残りの道」

Posted November. 07, 2001 11:34,   

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「ノンパソコンで活路を見出せ」。

半導体メーカーは、このような合言葉を叫び非パソコン用、即ち「NonPC」用Dラム開発に努めている。パソコン普及が飽和状態に至ったことでパソコン用Dラム価格が暴落しているためだ。

現在大半の半導体メーカーのDラム生産比重は、パソコン用が70%、NonPC用が30%だ。しかし今後は、NonPC用製品の比重を60%まで伸ばしたい考えだ。NonPC用は価格変動幅が狭く付加価値も高いというメリットがある。

国内では三星(サムスン)電子がネットワーク整備と通信、ゲーム用Dラムの生産とマーケティングに主力している。日本の日立とNECのDラム部門の合弁法人であるエルピダ(ELPIDA)も最近、SDラムに比べ速度が速いワークステーションサーバー用ラムバースDラムとDDR−Dラムの生産比重の拡大に死活をかけている。ハイニックス半導体もNonPC分野で突破口を模索しているが、投資財源不足で苦戦している。

NonPC用Dラムのうち今後もっとも注目される分野は、「携帯電話用ローボルテージ(low voltage、低電力消費)Dラム」。業界では次世代移動体通信(IMT—2000)など動画を受送信できる第3世代移動電話サービスが始まれば、128メガビット以上の大容量メモリーが必要になると予想している。

半導体専門アナリストである崔錫布(チェ・ソクポ)メリッツ証券研究委員は「来年から第3世代移動電話サービスが本格的に始まれば、2006年までに約8億個の携帯電話市場が形成されるだろう。Dラム市場全体の20%以上は携帯電話用Dラムが占めることになるだろう」と分析した。

三星電子の金一雄(キム・イルウン)常務は「現在、ノキアの『コミュニケーター』端末に自社開発したローボルテージDラムを適用させており、来年からはモトローラにもこの製品を納品する計画だ。次世代携帯電話用Dラム市場の30%を目標にマーケティング強化を図っている」と強調した。

教保(キョボ)証券のキム・ヨンジュン責任研究員は「デジタルテレビが普及し、ホームネットワーキングが発達すれば、各種のデジタル製品にDラムが使われるだろう。次第に多様化するDラムの需要に合わせて生産ラインを変えていかなければ、慢性的な供給過剰に悩むDラム市場で生き残れない」と言い切った。



sunshade@donga.com