与党民主党は7日、大統領府で金大中(キム・デジュン)大統領主宰の「党内紛収拾のための指導部懇談会」を開き、内紛収拾策について討議したが、人的刷新および党大会の開催時期など懸案については結論を下せなかった。
金大統領はこの日、最高委員らの意見を聴取した後「最高委員らの建議内容を熟慮したうえで8日の党務委員会議で韓光玉(ハン・グァンオク)代表を通じて決心を表明したい」と述べた。田溶鶴(チョン・ヨンハク)スポークスマンが伝えた。
さらに金大統領は「私自身期待感を持って党の最高委員制度を導入したが、率直なところ不十分な点がある。全てのことに対し総裁としていかにして責任を取るべきか苦心している」と述べた。
懇談会に出席した最高委員の一人は「総裁として責任を取りたいとした大統領の発言が大変重く聞えた」とし、「しかし、その発言が党総裁職と関連したものかどうかは分らない」と述べた。
しかし、金大統領は刷新派議員らが人的刷新を求めた権魯甲(クォン・ノガブ)元最高委員と朴智元(パク・ジウォン)大統領政策企画首席秘書官の去就問題については一切触れなかったと、出席者が伝えた。
会議の直後、田スポークスマンは「最高委員全員がマスコミの報道などを通じて提起されたものと似たような内容を発言した」と述べた。
李仁済(イ・インジェ)、朴相千(パク・サンチョン)両最高委員は、10月25日の再選挙・補欠選挙での惨敗によって政権継続に対する危機感が深刻な状態だとしたうえで、来年4月ごろ党大会を招集し次期大統領選挙の候補を選出した後、新しく選出された候補を中心に地方選挙に備えなければならない、との見解を表明した。
とりわけ、朴最高委員は「党大会の開催時期問題は大統領選挙予備走者らの合意が重要だ」との認識を示した後、「8日の党務委員会議での選任の手続きを経て最高委員会議を復元させるべき」だとの考えを強調した。
しかし、韓和甲(ハン・ファガブ)・金槿泰(キム・グンテ)両最高委員は4月の党大会招集に反対の意を示した。金最高委員は「党大会問題で人的刷新の要求が薄れられてはならない」と強調した。
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