Go to contents

「危機こそビジネスのチャンス」

Posted November. 08, 2001 10:21,   

한국어

「先が見えない危機こそビジネスのチャンスは多くなる。危機の状況でも人材育成に力を入れてチャンスを最大限生かせ」。

ジャック・ウェルチ前GE(ジェネラル・エレクトリック)会長が6日、東京で開かれた「世界経営者会議」に出席した後、日本経済新聞とのインタビューで経営者に向けてアドバイスした。

ウェルチ氏は「過去のアジア経済危機やブラックマンデー(1987年の世界同時株暴落)などのような危機は、適切な経済政策で対処できたが、近年の危機は単なる経済問題ではなく心理的要素が大きいため、対応が非常に難しい」と診断した。

なかでも、米国を襲った9月11日のテロ事件以降の状況で景気がいつ回復するかを予測することは、テロ再発やテロ容疑者逮捕の可能性など、経済外的な状況次第であるとした。

ウェルチ氏は「情報技術(IT)産業は今後ますます厳しくなるだろう」と予測しながらも、「このような時こそ危機の本質を見ぬき、必要な部分に思い切って投資する企業が最後まで生き残る」話した。

同氏は「経営者は買収や売却、雇用や解雇などいかなる経営手段を通してでも必ず勝ち抜かなければならず、企業に必要なのは世界的な競争力」であると指摘し、そのためには何よりも「最優秀選手」で固めた強い組織を作らなければならないと再三強調した。

日頃、中国の潜在力を高く評価してきたウェルチ前会長は「中国は25年後、驚くべき力を持った超大国になっているだろう。(欧米は)中国を単に製品を売るための巨大な市場として見るのではなく、現地企業との合併や提携などを通して共に産業を育てていくパートナーとして見なければならない」と訴えた。

20年間GE会長を務め9月に辞任したウェルチ氏は先月、米投資会社であるCD&Rの特別パートナーとJPモルガン・チェイス社の顧問にそれぞれ就任した。



yes202@donga.com