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朴賛浩FA市場「曇り」、金炳賢はリーグ移動?

朴賛浩FA市場「曇り」、金炳賢はリーグ移動?

Posted November. 08, 2001 10:16,   

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来年から大リーグの30チームが28チームに減る。

米プロ野球球団主らは7日、シカゴで開かれた会議で投票を通じて最低2チームをなくすことを決めた。しかし、どのチームが対象になるかはまだ決まっていない。バードセリック・コミショナーは「2チーム以上になる可能性もある」と述べた。球団主らによる撤退決定は大リーグはもちろん韓国選手らにも影響を及ぼすものと見られる。

◆どのチームが撤退されるか。

現地のマスコミによると、アメリカン・リーグ(AL)のミネソタ・ツインズ、ナショナル・リーグ(NL)のモントリオール・エクスポズとフロリダ・マリンスを対象として考えている。特に30球団のうち、今季、試合当り平均最小観客(7648人)を記録したモントリオールと慢性的な財政赤字に苦しんでいるミネソタ・ツインズが有力視されている。

◆アリゾナがアメリカン・リーグへ?

2チームが減る場合、ALは13チーム、NLは15チームになる。バランスを取るためにNLの1チームがALに移ることになるが、今年ワールドシリーズ・チャンピオンであるアリゾナ・ダイアモンドバックスが最も有力だ。98年アリゾナ発足の際、バードセリック・コミシャナーとジェリ・コランゼロ球団主間で「リーグの再編が行われる場合、新生チームの移動を優先する」との合意があったからだ。

現在、NL西部地区のアリゾナがAL西部地区に移ると、AL西部地区のテキサス・レインジャーズはミネソタの代わりAL中部地区となり、NL中部地区のピッツバーグ・パイレーツはモントリオールの代わりNL東部地区に移動するという案が現実味を帯びてきている。

アリゾナがAL西部地区に組み込まれれば、今季大リーグの最多優勝チームであるシアトル・マリナーズと2年連続ポストシーズンに出場したオークランド・アスレチックスなど、3チーム間の接戦が繰り広げられると予想される。特に、金炳賢はシアトルの「天才打者」イチローとの対戦が避けられなくなる。

◆海外派への影響は。

2球団の撤退は自由契約選手(FA)となった朴賛浩と大リーグへの出場を狙う斗山(トゥサン)のチン・ピルジュン、三星(サムスン)の李承葉(イ・スンヨブ)にとってはそれほど嬉しいニュースではない。2チームがなくなればこれらの球団の80人余りの大リーグ選手らと数百人のマイナーリーグ選手らが残りのチームに再分配されるため、競争力の面で損になる。「興行大当たり」を狙っている朴賛浩は、球団主らが進めている「年俸削減案」の被害者になりかねない。アメリカ行きを試みるチン・ピルジュンと李承葉にも引き抜きの機会が減ることは必至だ。



ssoo@donga.com