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韓国男子、不安なトップ 世界テコンド選手権

韓国男子、不安なトップ 世界テコンド選手権

Posted November. 08, 2001 10:19,   

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「宗主国のプライドは保ったが・・・」。

済州島(チェジュド)で一週間にわたって激しい競争を繰り広げた第15回世界テコンド選手権兼第8回世界女子テコンドー選手権大会が男女いずれも韓国の総合優勝で閉幕した。

韓国の男子チームは7日、シドニー五輪で金メダルを獲得したキム・ギョンフン(三星エスワン)がミドル級で銅メダルの獲得に終わったが、金メダルと銅メダルをそれぞれ2つずつ獲得、フランス、米国、イラン(以上金1、銅1)などをわずかな差で追い抜いて15回連続総合優勝となった。しかし、これまで5つ以上の金メダルを獲得してきた韓国は、体力に優れている新興強豪に押され、もうこれ以上絶対強者として君臨するのは難しいことを痛感させられた。

早くも総合優勝を確定させた女子チームもこの日はメダルの追加獲得に失敗したが、金6、銀1で8回連続優勝となった。トルコが金1、銅1で2位となった。

今回の世界選手権は男女ともに韓国の総合優勝となり、外見では成功した大会といえるが、判定不服で抗議が相次ぐなど、全体的な運営は不十分だったとの指摘があった。

1日、女子バンタム級のベスト8で、トソン(トルコ)が減点のためチョン・ジェウン(韓国体育大学)に負けると、トルコのイ・ヒョジュ監督が判定に問題があるとし、世界テコンドー連盟(WTF)韓国関係者に激しく抗議するなど、シドニー五輪の判定是非に続いて国際信頼度を大きく傷つけた。乱打が続くテコンドーの特性上、ある選手の攻撃は有効で、ある選手の攻撃は無効との判定を下すことは非常に難しい。しかし、素人も明確に判断できる方法を見出して正確な判定を下してこそ、「韓国選手だから優勝する」と言われなくて済むと、専門家らは口を揃える。



yjongk@donga.com