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野党「北風事件で賄賂提供の疑惑」

Posted November. 13, 2001 10:06,   

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野党ハンナラ党の鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員は12日、鄭在文(チョン・ジェムン)議員のいわゆる「北風」事件の裁判と関連し「控訴審が不利になってきたため、検察がH氏を米国に送り500万ドルを渡して在米韓国人事業家の金(キム)某氏から造作された資料を入手した」と主張した。

鄭亨根議員は国会予算決算委員会で「H氏は30年近く金大中(キム・デジュン)大統領と親交を維持してきた人物であり、金氏は米国で巨額の訴訟を起されて財政的に窮乏した状況だった」としたうえで、「H氏が金氏に送った書簡などの関連資料を持っている」と強調した。

鄭議員は「H氏は97年米ロサンゼルスで金氏と接触し、鄭在文議員と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)祖国平和統一委員会(祖平統)のアン・ビョンス副委員長が署名した書類などを渡してもらう代価として500万ドルを支給することにしていたが、当時は実現されなかった」と付け加えた。

張光根(チャン・クァングン)首席副スポークスマンは総裁団ブリーフィングで「1年半間法廷に出頭していなかった金氏と、金大統領と親密な仲のH氏などを前面に出して事件を操作したのは、来年の大統領選挙を控えて野党と李会昌(イ・フェチャン)総裁を傷付けようとする工作」だとの見方を示し、金大統領に対し真相調査の指示と再発防止の約束を求めた。

一方、検察のある関係者は、鄭亨根議員の質疑と関連して「鄭議員の見方が事実ならば500万ドルは検察のカネであるはずだが、検察にそんな金があるわけがない」として疑惑を否定した。

H氏も、連合ニュースとの電話インタビューで「むしろ鄭在文議員が金氏に北風事件を成立させてくれれば500万ドルを渡したいと提案したと、金氏から聞いている」としたうえで「ハンナラ党が事件を徹底的にでっち上げ反対の主張をしている」と反発した。

H氏はまた「私は64年に留学で米国に渡り、金氏が74年米国に来た後事業関係などで親密な仲を維持してきたが、決してそうした犯罪行為を行ったことはない」と語った。



issong@donga.com