南北離散家族再会、「来月１０日金剛山」で歩み寄り

韓国と朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）は第６回南北閣僚会談で、離散家族再会を金剛山（クムガンサン）で１２月１０日から２度に渡って実施する方向で意見が歩み寄った模様だ。

南北は、また今会談の最大の争点だった北側の要求事項である南側の非常警戒措置の解除問題に対しては、洪淳瑛（ホン・スンヨン）南側首席代表が会談終結発言で「中立的な表現」を使うことで決着を図り、第７回閣僚級会談をソウルで開くことで折り合ったという。

しかし共同報道文の文案作成過程で第２回経済協力推進委員会の開催場所と関連して北側は金剛山を、南側はソウルを固守しており、会談が決裂する可能性もなくない。

南北は、この日午後２時３０分、長箭（チャンジョン）港を出発する予定だった金剛山観光船「雪峰」（ソルボン）号の出港を延期させてまで共同報道文の文案を調整したが、折り合わなかった。このため南側代表団は、当初予定より２日も会談日程を伸ばして北側との協議を続け、１４日にソウルに戻る予定だ。

洪首席代表は、１３日の会談途中、北側の態度に変化が見られないと、一時撤退する意向を強く表明したが、ソウル本部の訓令に従って協議を継続する方向で態度を変えたという。

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