アメリカン航空(AA)の旅客機585便がニューヨークで墜落した事故について調べている米国家運輸安全委員会(NTSB)は14日、事故機が離陸する直前に離陸した他の航空機によって作られた乱気流のため墜落した可能性を提起した。
NTSBのブレーキー委員長はこの日記者会見で「NTSBは今回の参事が事故である可能性が大きいものと見ている」という認識を示し、こうした見解を提起した。
旅客機の離陸は通常2分おきで行われるが、事故機は標準の離陸時間を違反し日本航空(JAL)の旅客機が離陸してから1分45秒後に、同一の滑走路から離陸していることから、乱気流による事故である可能性が大きいということ。
飛行機の尾部で作られる空気の渦巻き現象から発生する乱気流は、次に離陸する飛行機をしばしば危険に陥らせる事故原因として指摘されてきた。
フライトレコーダーを検討した調査官は、事故の原因がエンジンの故障よりは垂直の尾翼の離脱である可能性が高いとの見方を示したと、英カディオン紙が14日報道した。
同紙は、ブラックボックスを調べたところ、垂直の尾翼に固定させたネジが外された可能性があると伝えたうえで、これが過度な積載のためのものか、それとも圧力のためのものかを検討中であり、故意的な破壊可能性も排除せずにいると報じた。
朴潤迵 yc97@donga.com