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金大統領と民主党、「我が道を行く」?

Posted November. 19, 2001 09:04,   

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金大中(キム・デジュン)大統領が、与党民主党の大統領選候補選びへの不介入を公言したのに次ぎ、民主党は「DJ(金大統領)党」イメージ克服に向けて「党体制の一新」を前向きに検討中であると伝えられ、民主党の「脱DJ」と金大統領の「脱政派」の動きが現実味を帯びてきた。

民主党は、党名を変える案も検討中であるという。これと共に、民主党内の大統領選挙の予備候補者らも最近、公共部門の構造調整や財閥政策など、現政府の主要改革政策に対する批判を強めており、民主党やDJとの差別化はさらに加速化しそうだ。

金大統領は、通常国会が終った直後、組閣に近い全面的な内閣改造を断行し、名実ともに選挙中立内閣を発足させる方針であると伝えられ、金大統領と民主党は年末年始を前後して公式的に完全に絶縁する可能性もある。

▲党体制の一新〓民主党の「党の発展と刷新に向けた特別対策委員会」(特対委、趙世衡委員長)は17日、深夜の討論会を開き特対委の活動目標を党の全面的な刷新と民主化および現代化した政党を目指した「党体制の一新」に焦点を合わせることで意見の一致をみた。

特対委は、これに向け党名の改称を始め、△党総裁と大統領候補の分離△ボトムアップによる公認△予備競選制の導入など、革新的な刷新案を前向きに検討することにした。特対委関係者は「最近の世論調査で、国民の50%以上が来年予想される大統領選構図に対して不満を持っているという事実に注目しなければならない」とし「政界再編問題も検討対象に含まれる」と述べた。

▲内閣改造と党内不介入〓金大統領が構想中の年末の内閣改造には、李漢東(イ・ハンドン)首相と経済関係閣僚らはもとより、政治家出身の閣僚の多くが含まれるものと見られている。

大統領府は、これに向け、中立的でありながらも名望の高い専門家らを中心に、入閣候補者選定に向けた1次的な実務作業をすでに終えたという。

金大統領は、17日の済州道(チェジュド)庁訪問の席で「(民主党の)党内政治、党内の候補選びの選挙運動に一切介入せず、政治から超然とした姿勢で国政を滞りなく運営する」とし、「それが、国民が世論調査を通じて圧倒的に望んでいることであり、私自身が国民に正しく奉仕することだ」と強調した。

▲ハンナラ党の疑念〓しかし、野党ハンナラ党の権哲賢(クォン・チョルヒョン)スポークスマンは、18日の記者懇談会で「金大統領が民主党総裁を辞任したものの、国政失敗に対してはいかなる措置も取っておらず、何らかの思惑があるのでは、という疑いを拭えない」と語った。

さらに「戦術的に民主党がDJ色を薄めた後、来年春に『非DJ—反李会昌(イ・フェチャン)新党』を発足させ、政界再編を図る可能性がある」との見方を示した。



尹永燦 yyc11@donga.com