ブッシュ米大統領は19日、記者団に対して、「1カ月でも、1年でも、それ以上の時間がかかっても必ずビンラディン氏を拘束する構えだ」と述べた。
ブッシュ大統領は「ビンラディン氏を狙う包囲網はかなり絞られてきた」とし、「ビンラディン氏を捉え、正義の法廷に立たせるという目的が達成するまでには決してアフガンを離れない」と明らかにした。これは、ビンラディン氏と支持者によるテロ組織の粉砕という目標を達成するまでには、妥協と中断がないことを宣言したもの。
ラムズフェルド国防長官も「戦争はまだ初期段階だ」とし、「オマル師が妥協に成功しカンダハルから脱出できるとしても、米国は決して彼の脱出を許容しない」と確約した。また、「ビンラディン氏とアル・カエダのアラブ系の組織員らは『死ぬか、逮捕されるか』の選択をしなければならず、第3国への脱出は決して見逃せない」と話した。
米国はこれを受けて、アフガニスタン南部に米軍の特殊部隊兵力の数百人を増派し、ビンラディン氏の情報を収集し道路封鎖作戦を展開している。
一方、USAトゥデー紙は19日、ホワイトハウスのライス国家安保保障担当補佐官など一部の軍事戦略家らが対テロ戦争の2段階として「イラクの爆撃論」を取り上げていると報じた。
同紙はライス補佐官とウルポウィツ国防部副長官が「イラク空襲の前提条件として米同時多発テロにつながる容疑が必ず立証されなければならない訳ではない」とし、イラクを直接的に狙っていると報じたことから、米国がイラクを対象に新しい作戦段階に取り組んでいる兆しが見え始めていると伝えた。
朴潤迵 orionha@donga.com