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野党、国情院長と検事総長の同時退陣を求める

野党、国情院長と検事総長の同時退陣を求める

Posted November. 21, 2001 10:08,   

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野党ハンナラ党は20日、辛建(シン・ゴン)国家情報院長と慎承男(シン・スンナム)検事総長が今月末までに退陣しなければ弾劾訴追の手続きに踏み切る考えを示し、与野党の関係は再び冷え込むものと見られている。

ハンナラ党の李會昌(イ・フェチャン)総裁は21日、訪問先のロシアとフィンランドへ向かう前に仁川空港で記者懇談を行う予定で、各種の不正腐敗疑惑の責任者に対する措置を含む断固たる国政刷新案を金大中(キム・デジュン)大統領に促す計画だ。

李在五(イ・ジェオ)総務は20日、党3役会議で「今月末までに辛院長と慎総長の退陣または解任など、納得できる措置を取らない場合、ハンナラ党としては通常国会の会期(12月9日まで)中に2人に対する弾劾案を発議せざるを得ない」とし、「弾劾案を発議する際には、自民連とも足並みを揃える考えだ」と話した。

張光根(チャン・クァンクム)主席副スポークスマンは、「大統領は真に新たな姿を示したいのであれば、辛院長や慎総長を直ちに退陣させるなど、国政大刷新案を打出すべきだ」とし「金融不正事件や不法な株価操作事件などについて国民に謝罪し、中立内閣の構成など、実践的な姿を示すべきだ」と主張した。

また、権哲賢(クォン・チョルヒョン)スポークスマンは「国情院のチョン・ソンホン元課長の主張によれば民主党の金弘一(キム・ホンイル)議員は暴力団員と付き合いがあったことが明らかだ」とし、金議員が国民に対して謝罪するよう求めた。

自民連の金鍾泌(キム・ジョンピル)総裁も「国の主要機関が本業はそっちのけで、おかしな事ばかりやっているので社会の正義は地に落ちている」とし、辛院長と慎総長が自から退陣するよう再度促した。

ハンナラ党と自民連は26日にも国会情報委を召集し、辛院長を相手に各種の不正事件と国情院幹部らの関わりや疑惑を追及する予定。

これについて民主党の李ナグ淵 (イ・ナグヨン)スポークスマンは「野党が国情院長と検察総長の辞退を要求しているのは政略的な要求に過ぎず、辞退の期限まで定めていることに多数の国民は許されない横暴だと示している」と非難した。李スポークスマンは論評で「まだ1年以上も残っている大統領選だけを意識して2人への辞退攻勢を進め、政権を無力化させようとする意図であれば、院内第1党として国の安保と社会秩序維持に対する責任を放棄した行為にすぎず、非難の対象に値するものだ」と述べた。

また、金弘一議員についての対国民謝罪要求についても「確実ではない主張についてとやかく言うのは妥当でない」と話した。



鄭然旭 jyw11@donga.com