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与野党、陳承鉉氏の政治資金提供説で「聖域なき捜査」促す

与野党、陳承鉉氏の政治資金提供説で「聖域なき捜査」促す

Posted November. 22, 2001 09:53,   

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MCIコリアの陳承鉉(チン・スンヒョン)前副会長が昨年4月13日に行われた総選挙の過程で与野党議員らに選挙資金を提供したというマスコミ一部の報道に対し、与野党が21日、口を揃えて聖域のない捜査を行うよう求めた。

与党民主党の金弘一(キム・ホンイル)議員側は、昨年の総選挙当時、国家情報院(国情院)の丁聖弘(チョン・ソンホン)前経済課長が選挙資金の提供を提案したとする疑惑と関連し「総選挙の直前に丁氏が地区党の事務室を訪ねカネを渡したいと話したが『そんなことを言うな』と言って追い出した。その時陳氏も一緒に来ていたようだ」と述べ、陳氏がロビーを働きかけようとした事実を確認した。

野党ハンナラ党はまた、与党内に「陳承鉉ゲート」と関わりのある主要人物がいるといういわゆる「本体疑惑」を提起した。ハンナラ党は特に、「陳承鉉ゲート」と関連があるとされる与党民主党の金芳林(キム・バンリム)議員に対し「金議員は実力者だというよりは本体との連結の輪に過ぎない」という見方を示したうえで「国民は3大ゲートの背後に隠されている『巨大な本体』の実体を知りたがっている」との考えを強調した。

一方、ハンナラ党の張光根(チャン・クァングン)首席副スポークスマンは「検察が野党議員まで含まれた陳承鉉リストを漏らしたのは、現政局の状況に対する『局面転換』を図るものであり、特に慎承男(シン・スンナム)検察総長への辞退要求に対する防御的こう乱を狙った戦略」だとして疑惑を提起した。

張副スポークスマンは「検察はゲリラ式の進め方を中断し、疑惑があるならば堂々と公開せよ」とした後「こうした一連の動きが『同時に野党を傷付ける』ためのものならば、決して許されない」という考えを強調した。

反面、民主党の李洛淵(イ・ナグヨン)スポークスマンは「この事案に対し依然として何も確認されたものがないが、マスコミによって報道された以上、検察が厳正な捜査を通じて明々白々に解明すべき」だという見方を表明し厳正な捜査を求めた。

李スポークスマンは「さ細な疑惑でも提起されれば途方もなく膨らませて政治攻勢を繰り広げてきたハンナラ党が、マスコミ報道に対し『局面転換に向けた手口』などと激しく反発するのは道筋に合わない態度」だと非難した。



尹永燦 yyc11@donga.com