米国の同時多発テロで崩壊した110階建ての世界貿易センター(WTC)の跡地に、60階未満の新しいビルが5〜7年以内に新築される見込みだ。
今年の7月、WTC団地のテナント権を32億ドルで獲得したコンソーシアム代表のラリー・シルバシュタインは21日、ニューヨーク市長に当選したマイク・ブルームバーグ氏と面談した後、このような計画を明らかにするとともに、新しいビルには犠牲者の霊を慰める追悼館も含まれることになる、と語った。コンソーシアム側は「外観の異なる建物の位置および配置、各ビル間の連結機能などを研究している」ことを明らかにし、数棟で構成されていることを示唆した。
シルバーシュタイン代表は、間もなく再建築に関する検討結果をブルームバーグ当選者に提出する予定で、数十億ドルが投じられるこのプロジェクトを、一団の投資家らが後押ししていると述べた。
一方、ビル崩壊による死者および行方不明者の数は、9月中旬の時点では最高6500人と推定されたが、重複申告と誤記などを除き3948人と集計されたと、20日ニューヨーク市当局が明らかにした。
宣大仁 eodls@donga.com