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3点シュート、「のっぽ」も決められる

Posted November. 23, 2001 10:33,   

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5人が1チームを構成するバスケットボールは役割分担が徹底した種目だ。

ポイント・ガードはシュートするチャンスを創り出すボール配給が主な役目。シューティングガードは正確さを武器にした外郭シュート生命で、スモール・フォワードはコートを縦横に走りまくりながらら内外郭を問わずシュートを決める。また、パワー・フォワードはリバウンドを得ることに尽力し、センターは成功確立の高いゴール下でのシュートで点数を挙げる。

いわゆる「トータル・バスケットボール時代」が到来したもの。KCCイージスのシン・ソンウ監督は「ポジションを破壊したトータル・バスケットボールを目指す」と公開的に宣言したほどだ。

ポジションによる役割破壊の中で、今シーズンで最も目立つのは、これまでゴール下に集中していたパワー・フォワードとセンターなど「ビッグ・マン」が外郭まで出てきてシューターのように3点シュートをどんどん成功させることだ。

15日4連勝をつなげてきた東洋オリオンスはLGセイカーズ戦で最大の危機を迎えていた。4点もリードされていた東洋は、試合終了55秒前、パワー・フォワード、チョン・ヒチョルが相手の虚を突く3点シュートを成功させて1点差まで追い付いた後、ヒックスがゴール下シュートを決めて1点差の痛快な逆転勝利を収め、連勝行進を続けた。同日チョン・ヒチョルのリングを横切る3点シュートはチーム内で最も多い5つを記録。

21日SKビックス対コリアテンダー戦もビックマンの外郭シュートで勝敗が分かれた代表的なケースだった。試合が行われる間ずっと10点内外でリードされていたコリアテンダーは、4クォーター序盤3点差まで追い付いてから、センターのアール・アイクと共にゴール下の守備に尽力していたジョーニ・マグドウェルがコートの右側に抜けてきて痛快な3点シュートを決め、相手の追撃意志を挫いた。

国内のコートで5シーズン目をプレーしているマグドウェルの変化から国内プロ・バスケットボールの趨勢が分かる。

最初韓国舞台に足を踏み入れた97〜98シーズンでマグドウェルは徹底してローポストでのみ動き、3点シュートはたった1個だけ記録した。それが増え続けて昨シーズンでは40試合を出場して21個記録し、今シーズンでは9試合で早くも6個を記録している。

3点シュートを投げるビックマンのうち、LGのエリック・イバーツは1試合平均2.25個と、3点シュート・ランキング9位にマークされており、コリアテンダーのマイケル・マドックスも19位と、トップ20位に名前を挙げている。また、「国宝級センター」のソ・ジャンフン(SKビックス)も外郭シュートの面白みに夢中になっている。



田昶 jeon@donga.com