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今年の健康保険、7375億ウォンの追加赤字

今年の健康保険、7375億ウォンの追加赤字

Posted November. 27, 2001 09:50,   

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政府が5月31日に発表した健康保険財政安定のための総合対策が今年の目標値すら達成できず、7375億ウォン相当の追加の赤字が出るとの見通し。これにより、今年の健康保険(健保)の財政赤字は当初の目標値である1兆1252億ウォンをはるかに超える1兆8627億ウォン規模へと膨らむものと思われる。

保険福祉部(福祉部)の李京浩(イ・ギョンホ)次官は26日、「5・31健康保険財政安定対策の推進経過」と題した報告書でこのように語り、「福祉部の推計から外れた主な項目はタバコ負担金施行の先送り分3296億ウォンなど、予想していなかった健康保険公団の退職金の中間精算3210億ウォンなどだった」と説明した。

これとともに、当初1兆887億ウォンの財政削減効果が期待されていた16分野別財政対策も目標値の1兆887億ウォンの97%である1兆574億ウォンを達成したに過ぎず、314億ウォンのズレが生じた。

分野別には健保公団の収入増大対策と支給費削減対策では、目標値よりそれぞれ586億ウォンと39億ウォンを超過達成したが、薬剤費の削減対策と本人負担金の調整ではそれぞれ600億ウォンと340億ウォンが目標値を下回った。

李次官は、「タバコ負担金施行の先送りと健保公団の退職金の中間精算、参照価格制の白紙決定など、一部対策の施行が実現しなかったことから、赤字規模が当初の推計を大幅に上回るものと思われている」とし、「しかし、国会で話し合われているタバコ負担金制が施行されれば、来年から財政目標の達成に大きな困難はないだろう」と述べた。

しかし、タバコ負担金が健康保険財政に入らない場合、来年には健康保険の累積赤字規模は当初の目標値の1兆4879億ウォンをはるかに上回る2兆7000億〜2兆8000億ウォン規模になることが心配される。

目標値にタバコ負担金施行の先送り分予想額6000億〜7000億ウォンと今年の赤字額の来年への繰越分6500億ウォンが加わるからだ。

一方、福祉部は高価薬の使用を減らすため、基準価格の2倍金額(参照価格)だけまで保険金を支給する参照価格制の施行を事実上白紙に戻した。

李次官は、「貿易摩擦などへの懸念から参照価格制を施行できず、今のところはこれからも施行の見込みはないと思われる」と述べた。



文哲 fullmoon@donga.com