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「若い顔ぶれで、ヨーロッパの壁を超える」

「若い顔ぶれで、ヨーロッパの壁を超える」

Posted November. 28, 2001 09:53,   

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韓国サッカー代表チームのヒディンク監督が望む、最高のワールドカップ本選の対戦シナリオは、どんな取り組みだろうか。

正解は、「どの国と対戦しても構わない」だ。ヒディンク監督は26日の記者会見で、「ヨーロッパチームに関するジンクスをこれ以上言及しないでほしい」と、強い語調で頼んだ。

彼がこのように韓国の「ヨーロッパ恐怖症」にブレーキをかけるようになったのは、1月にホンコンで行われたカルスバーグカップの対ノルウェー戦の経験がきっかけになった。彼は「当時、韓国選手たちはロッカーからベンチまで歩いていく間に、ノルウェー選手たちを見た瞬間から怖気づきはじめた。結局、肩をすくめたまま、ろくに器量も発揮できず崩れてしまった」と語った。このように萎縮すると結果は敗北に決まっているというのが、ヒディンク監督の考えだ。

ヒディンク監督は、韓国サッカーの展望について、ソン・ジョングク、イ・チョンス、チェ・テウクの名前を直接触れながら、「割りと明るい(rather bright)」と述べた。

恐いもの知らずの新人選手たちを中心に、選手たちは過去のヨーロッパジンクスから脱しており、それは最近、2度にわたるクロアチアとの評価戦で立証されたという主張だ。

また、ヒディンク監督は、「ヨーロッパチームを避けようとすればするほど精神力は弱くなるだけで、韓国サッカーの発展も遅れる。それを克服するには、かえってヨーロッパチームを相手に戦って良い成績をあげるために努力しなければいけない。」と付け加えた。

ヒディンク監督は、来月9日、西歸浦(ソギポ)ワールドカップ競技場開場記念で行われる米国との親善試合はもちろん、今後残っている各種の大会においても「若い選手」を重用する意思を仄めかした。

過去、ヨーロッパチームと試合をした経験が少なくてジンクスを持っていない若い選手たちを中心に、ヨーロッパという壁を乗り越すという腹案だ。



鞖克仁 bae2150@donga.com