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外貨の不法持ち出し、年間1兆ウォンを超える

外貨の不法持ち出し、年間1兆ウォンを超える

Posted November. 29, 2001 09:47,   

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今年1月に第2段階の外為取引の自由化措置が施行されてから、外貨の不法持ち出しが大幅に増加していることが分かった。

関税庁が今月28日、国会の予算決算委員会の沈在哲(シム・ジェチョル、ハンナラ党)議員に提出した資料によると、今年初めから7月末までに海外への外貨不法持ち出しを図ろうとして摘発された金額は1兆523億300万ウォン(288件)と、1兆ウォンを超えた。

外貨不法持ち出しは97年には332億ウォン(122件)、98年973億ウォン(63件)、99年6807億ウォン(166件)、2000年8810億ウォン(233件)と、その規模が急増している。

さらに、外貨を不法に国内に持ち込もうとして摘発された金額は、去年は5365億ウォンで、今年初めから7月末までには9361億6300万ウォンへと、2倍近く増えており、海外への不法持ち出しと合わせて、摘発された規模が2兆ウォンに迫っている。

外貨不法持ち出しの場合、貿易を装った場合が62.8%にあたる6604億ウォンにも達した。なかでも、去年以来貿易取引を装って、外貨を持ち出した企業22社のうち、30大企業の系列会社が11社もあった。

一方、関税庁は国会の財政経済委員会の安澤秀(アン・テクス、ハンナラ党)議員に提出した資料を通じ、税金が科せられない租税回避地域を利用した不法外貨取引で摘発された企業が14社(1兆3290億ウォン)で、この中には30大企業の系列会社であるK商社(1681億ウォン)とS重工業(205億ウォン)が含められていると発表した。



金正勳 jnghn@donga.com