Go to contents

米軍機、イラク防空司令施設を爆撃

Posted November. 29, 2001 09:47,   

한국어

米国が、アフガニスタンに次いでテロ支援の疑いがもたれている他国にまで戦争を拡大する可能性を示唆している中、米軍の戦闘機が27日、イラク南部の防空司令施設を爆撃した。

この日の爆撃は、ブッシュ米大統領がイラクに対して国連の大量破壊兵器査察の受け入れを要求し、応じない場合は次の攻撃目標になり得ると警告した翌日に行われたものだ。

米中央軍司令部は、「米国と英国の航空機が南部の(米英軍がイラク南部に設定した)飛行禁止区域の上空を哨戒飛行している途中にイラクの防空網が稼動され、自衛権発動のレベルで一ヵ所を爆撃した」と述べた。爆撃地点は、バグダッドから南東275km離れたアンナシリアにあるイラク空軍の防空司令施設と見られる。

イラク側は、「米国の爆撃で1人が負傷し、多くの建物が壊れた」と主張した。

米戦闘機がイラク南部の飛行禁止区域を爆撃したのは、先月23日以降初めてのことだ。

これに先立ち、イラク政府のスポークスマンは27日、国連の大量破壊武器査察の受け入れを要求したブッシュ大統領に対し、「我々は脅威に屈服しない」と言い、拒否する意思を明確にした。しかし、ムハマッド・アル・ドゥリ国連駐在イラク大使は、「我々は、米国が平和的な解決と両国間の正常的な関係を選択することを望んでいる」と述べた。



河宗大 orionha@donga.com