Go to contents

再びエルサレムで自爆テロ

Posted December. 03, 2001 10:17,   

한국어

1日、イスラエル・エルサレム中心部にあるショッピング街で2回にわたる自爆テロが起き、少なくとも12人が死亡、およそ170人が負傷した。2日には武装したパレスチナ過激派らがガザ地区で銃撃を加え、イスラエルの民間人1人が死亡した。イスラエルは即時「報復に出る」意向を表明した。

イスラエルとパレスチナとの間の武力衝突は、最近米国の中東への特使派遣など平和交渉の再開に向けた努力にもかかわらずさらに深刻な状況に陥りつつある。

▲パニック状態となったエルサレム〓ユダヤ教の安息日である土曜の夜10時西エルサレムにあるベンエフダ通り(歩行者天国)のショッピング街。商店とレストランが密集している街とシオン広場には安息日明けを楽しもうとする若者ら多数の人出で賑わっていたが、2回の爆弾テロによってショッピング街はあっという間にパニック状態になった。

テロ現場には腕と脚が切り落とされた遺体や負傷者が続出し、大勢の人々が恐怖に震え、叫び声が絶えなかった。テロの直後、ショッピング街の諸商店とコーヒーショップ、レストランらは営業を中断した。事件があった街は以前にも数回にわたりテロ攻撃の目標物になった所。

それから20分後。シオン広場付近のラビン・クック通りで、駐車中だった車両の中から再び爆弾が爆発した。最初のテロの現場からわずか50メートル離れた場所だった。

医療スタッフらは死傷者の大多数が10代後半と20代の若者らで、相当数が危篤な状態だと伝えた。死傷者の数は続けて増えるものと見られる。

▲追加テロの警告〓事件の直後、イスラムの過激団体であるジハードは英国BBCテレビに電話をかけて自らの仕業だという犯行声明を出し、近く追加のテロがあるはずだと警告した。

ジハードとは別のイスラム原理主義組織ハマスでは、ハマスの高位指導者ハヌードが先週、イスラエルの攻撃によって死亡したことに対し報復を行うと述べていた。

これらはユダヤ教の安息日に人々が多く集る繁華街を狙うことによって、テロの効果を最大化しようとしたものと分析されている。



尹 燮 lailai@donga.com