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米、ミサイル防衛の迎撃実験に成功

Posted December. 05, 2001 10:11,   

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米国のミサイル迎撃体が3日夜、南太平洋上空で模擬弾頭を撃墜したことで、ミサイル防衛(MD)体制構築に向けた実験が計3回の成功を収めた、と米国防総省が明らかにした。

同省は、マーシャール諸島のクエジェリン島から発射された迎撃体が、午後10時29分(米東部時間・韓国時間4日午後12時29分)南太平洋232km上空の大気圏外で、標的の模擬弾頭に命中、7月の実験時とほぼ同一の結果を得たと発表した。米国は、今回の実験の成功で、より複雑な段階へと実験を進めることができるようになった。

同省は、爆薬の代わりにセンサーを装着した「ミニットマンⅡ」が、午後9時59分、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた後、22分後にクエジェリン島から迎撃体を載せたロケットが発射、この迎撃体は、大気圏外で時速2万6000kmの速度で弾頭に命中し破壊したと説明した。模擬弾頭周辺には、大型風船1個が設置され、目くらましのおとりの役割をした。

米国は、総額1億ドルを要するミサイル迎撃実験をこれまで4回に渡って実施しており、そのうち2回成功した。



韓起興 eligius@donga.com