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野党、5日に検事総長弾劾案を国会提出

Posted December. 06, 2001 09:52,   

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野党ハンナラ党は、愼承男(シン・スンナム)検察総長が大勢の政・財界の関係者が絡んだとされる金融不正事件や株価操作事件の陳承鉉(チン・スンヒョン)、鄭鍱逷 (チョン・ヒョンジュン)、李容湖(イ・ヨンホ)ゲートなど、いわゆる「3大ゲート事件」、そして各種の不正疑惑事件を縮小して捜査し、国会司法委員会(法司委)の出席要求に応じなかったという理由で、5日弾劾訴追案を国会に提出した。

ハンナラ党は弾劾案を6日の本会議で報告し、8日まで賛否を問う票決を行う方針だが、与党民主党は体を張ってでもこれを阻止する考えで、政局は再び与野党が激しく対峙する局面になるものとみられる。

検事総長に対する弾劾案は国会の在籍議員過半数(137人)の賛成があれば可決されるが、ハンナラ党の議席は136席と1席足りず、自民連議員が果たして同調するかどうかが重要なカギとなっている。

ハンナラ党は弾劾案で、「愼総長は、実弟が『李容湖ゲート』と関係したことで物議をかもした上に、政府関係者なども介入したとされる不正事件の検察捜査が縮小隠ぺいされた疑惑もあり、検察の中立性を大きく損ねた他、国会の出席要求を黙殺したことで弾劾は避けられない」と指摘した。

権哲賢(クォン・チョルヒョン)スポークスマンは声明で、「検察を権力の私的な道具とした愼総長を放置した場合、検察組織が回生不能の状態に陥る」とし、「党の力を総動員して、弾劾案をまとめる考え」を述べた。だが、「一応、愼総長の弾劾に集中するために辛建(シン・コン)国家情報院長に対しては弾劾案を出さないことにした」ことを明らかにした。

民主党の李相洙(イ・サンス)総務は、「野党の弾劾案提出は、公権力を無力化しようとする政略的な政治攻勢」だとし、「あらゆる手段を総動員してでも必ず阻止する」と語った。李洛淵(イ・ナクヨン)スポークスマンは、「検事総長の国会出席を一方的に要求しておいて、こうした強要に従わないからと言って弾劾案を提出するのは法律や国民の情緒にそぐわない」として非難した。

自民連の金学元(キム・ハックウォン)総務は、「6日に議員の意見をまとめて、弾劾案に対する賛否党論を決める」ことを明らかにした。

愼総長は朴憲基(パク・ホンキ)国会の法司委委員長に提出した「証人出席要求に対する答弁」で、「検事総長の国会出席は、捜査および訴追権行使をめぐり政治的な影響を与える恐れが多いため、望ましくない」と出席要求に応じない事由を述べた。

同答弁の後半には3大ゲートに対する検察捜査の縮小および隠ぺい疑惑に対する検察の立場を明らかにした「報告事項」を添付し、これら事件に対する真相究明の意志を示した。

報告事項には、陳承鉉ゲート捜査と関連して、「証拠を確保してから現役の議員を調査するのが正しいと判断し、陳氏を厳しく追及している」とし、「捜査中の事件が公開される場合、処罰可能な犯罪が闇に埋もれるかも知れない恐れがあるので、今後の捜査を見守ってほしい」としていた。



宋寅壽 issong@donga.com