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「目には目を歯には歯を」さらなる自爆テロ

「目には目を歯には歯を」さらなる自爆テロ

Posted December. 06, 2001 09:53,   

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イスラエルが連鎖的に起きている自爆テロに対し、大々的な報復攻撃に出たなか、5日エルサレムで再び自爆テロ事件が発生した。

5日午前7時半ごろエルサレムの中心部にある「ダウィッドの聖体」ホテルの外で、犯人が自爆しバスを待っていた通行人ら3人が軽傷を負った。犯人は現場で死亡した。

イスラエル外務省は即時声明を発表し「パレスチナ自治政府のアラファト議長がテロを防ぐことができなければ我々が出るだろう」という考えを強調した。

これに先立ち、イスラエル軍は4日、二日連続の大規模な空爆を行い、ヨルダン川西岸のラマッラにあるパレスチナ自治政府議長の執務室など8カ所を集中的に攻撃した。イスラエル空軍のF16戦闘機は、民間居住地内にあるパレスチナの保安施設にミサイルを発射し、青年2人が死亡し、付近の小学生16人など150人が負傷したと、パレスチナ側は述べている。

イスラエルの攻撃が強化されることによって、アラブ諸国の反発が激化すると、パウエル米国務長官は「イスラエル側が自衛権を発動するのは認めるが、行き過ぎた対応は自制して欲しい」という考えをイスラエル側に伝えたと、米国務省筋が4日明らかにした。

フランスのベドリン外相は「アラファト自治政府議長が自爆テロの責任を取るべきだというイスラエルのシャロン首相の主張は完全に誤った解釈」だという認識を示したうえで「イスラエルがアラファト自治政府をなくすために意図的な政策をとっている」と非難した。

トルコのエジェビト首相も「シャロン首相はパレスチナ自治政府に対し、不公正かつあまりにも行き過ぎた措置を取っている」とし、「今回の措置が実質的な戦争に飛び火すればアフガニスタンよりはるかに危険な状況を招くだろう」と懸念を示した。

アラブ諸国のサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、イエーメンの指導者らは4日、緊急の電話会談を開いた後、イスラエルを非難しており、ヨルダンのアブドゥラ国王は9日、カイロでアラブ諸国の閣僚らによる緊急会議の開催を提案した。



尹 燮 lailai@donga.com