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「羽ばたけ、シックス・マン」 東洋のウィ・ソンウ

「羽ばたけ、シックス・マン」 東洋のウィ・ソンウ

Posted December. 06, 2001 09:53,   

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プロバスケット、東洋(トンヤン)オリオンズのシックス・マン、ウィ・ソンウ(30才)は、最近過去にない楽しい日々を過ごしている。

プロで3シーズン目をプレーしているのに、候補選手としてベンチから仲間たちが試合する姿をボーッと見守っていた彼だが、今シーズンに入って特急のシックス・マンとして名前を馳せているのだ。インタビュー要請を受けるなど、一躍有名人になりきっている。休みの日、家へ帰る時にも、肩には力が入る。テレビにも頻繁に映るようになったし、音信不通となっていた親戚から挨拶の電話もかかってくる。

4日、安陽(アンヤン)で行われたSBSスターズとの試合でも、ウィ・ソンウの活躍ぶりは見事だった。出場時間は22分17秒に止まったが、16得点を記録しながらチームの14点差完勝をリードした。特に、SBSが5点差まで追いあげてきた4ウォーター後半には、リングも触れない切れの良い3点シュートを決め、勝負を確実なものにした。

早いスピードを生かした守備も目立った。SBSとの第1戦に続き、この日もキム・フンをわずか2点に封じ込め、貢献した。昨シーズンSBSでプレーしたウィ・ソンウとしては言わば「実家泣かせ」に先頭に立っているわけだが、SBSにとっては後悔極まりないことに違いない。

実業チームの現代(ヒョンデ)と尚武(サンム)を経たウィ・ソンウは、足首の怪我に悩まされている主戦のキム・ビョンチョルに代わって、出場のチャンスを掴んだ。粘り強い守備で相手チーム主力の得点源の足を引っ張る他、シューティング感覚も優れていていざというときは一発を決めてくれるなど、コーチング・スタッフの信任を集めている。東洋のキム・ジン監督は、本来真面目な性格で、チーム内で2番目の古参なのに、一度も訓練を怠ったことがない、と称えている。

東洋の選手で、幸運の代打出場で有名になったのはウィ・ソンウだけではない。フォーワードのパク・ジェイルは、右側の脹脛の負傷でプレーできなくなったチョン・ヒチョルの空席を見事にカバーしている。弾力が優れて、頻繁にリバウンドに加わる一方、3点シュート・ラインの外側から投げる長距離シュートも正確だ。

キム・ジン監督は、「主戦が抜けている状況で、ウィ・ソンウとパク・ジェイルが期待以上のファイン・プレーを見せてくれている。お陰で、上位圏の成績を守っている」と述べた。

SKビックスは、シーズン開幕直前、「ベスト5」のポイント・ガード、ホン・サブンが体調を崩し、胸を焦がした。しかし、KCCからトレードされたチェ・ミョンドが、ホン・サブンを凌ぐゲーム・リーディング能力と攻撃力を披露しながら、チームの単独首位行進をリードしている。このため、SKビックスのユ・ジェハク監督は、ホン・サブンが体調を取り戻した最近もでチェ・ミョンドをスターティング・ラインアップとして起用する時が多い。



金鍾錫 kjs0123@donga.com