韓国の航空安全等級が、2等級に格下げられてから3ヵ月と20日ぶりに1等級に回復した。
建設交通部(建交部)の林寅澤(イム・インテク)長官は6日、「米国連邦航空局(FAA)が韓国の航空安全等級を6日付で1等級に格上げすると、公式に通報してきた」と発表した。韓国は8月17日、FAAから航空安全等級を2等級に格下げするという通告をを受けたが、これで「航空安全後進国」との不名誉から脱することができ、大韓(テハン)航空とアシアナ航空は米国内の新規路線の運航、増便、機種変更、コードシェアリング(座席共有)などが再びできるようになった。
建交部は今年5月、FAAが韓国に対し「航空安全2等級予備判定」を下して指摘した空港法令の整備、航空安全関連専門要員の確保、政府検査官の教育などの問題改善作業を繰り広げ、4日、FAAと等級調整に関する最終協議を行ってきた。
これによって大韓航空はグアムとサイパン路線を再び始める計画で、米国のデルタ航空とも来年初めにコードシェアリングを復活させる予定だ。アシアナ航空も8月以来中断されている米アメリカン航空とのコードシェアリングを復活させ、米州路線に投入する機種も一部変える計画だ。
国際民間航空機構(ICAO)とFAAは、2年ごとに各国の航空安全監督体系などを点検することにしており、韓国はICAOの点検を来年上半期に、FAAの点検は2003年下半期に再び受ける。
具滋龍 c@donga.com