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米軍、龍山基地内にアパート建設を推進

Posted December. 08, 2001 12:23,   

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在韓米軍が移転を約束した龍山(ヨンサン)基地に、大規模なアパート団地の建設を進めており、波紋を投げかけているす。特に、このアパートは半永久的な鉄筋コンクリート構造物で建設される予定とされ、米軍側には龍山基地をソウル市に返還する意思がないのではないかという疑念の声も出ている。

また、米軍側は「米軍基地内の施設を新築・改築する場合、韓国政府に通報したうえで、これについて韓国側と話し合わなければならない」との韓米行政協定(SOFA)を無視したまま同事業を進めており、両国間の外交問題にまで飛び火する恐れもある。

7日、国防部とソウル市などによると、米軍極東工兵団(FED)は先月26日にソウル龍山区キャピタルホテル横にある龍山基地(サウスポスト)で将校家族用アパートを建てるため、LG建設、三星(サムスン)物産の建設部門、東部(トンブ)建設、斗山(トゥサン)建設、汎洋(ボムヤン)建栄、窯眞(ヨジン)産業といった国内の建設6社から事業提案書を受け付けた。FED側はこれら会社の提案書を審査した後、来年1月頃には施工会社を決め、3月から工事にとりかかる方針。

今回の事業は現在将校用宿舎として使われている集合住宅団地(約4万5000坪)を取り崩し、10段階にわたって8階建てのアパート20棟1066世帯を建てる「米軍家族住居環境改善プロジェクト」のうち、1段階目の96世帯を2004年まで建設するとのこと。

坪型別の世帯数は△3ベッド型・43坪型・64世帯△4ベッド型・47坪型・30世帯△5ベッド型・53坪型・2世帯となっている。

建設資材と工法は爆弾テロなどに備えた安全性確保を図るため、米国の基準を満たせるように決められ、坪当りの建設費が800万〜900万ウォン台に上る。

現在、国内で建てられているアパートの純粋な建築費は坪当り300万ウォン台。移転が予定されている基地で建てられる建物の建築費にしては高すぎるとみられ、米軍側が龍山基地を離れたくないのではないかという声すら出ている。

秦哲靛(チン・チョルフン)ソウル市都市計画局長は、「移転を約束したにもかかわらず鉄筋コンクリート構造のアパートを建てるというのは龍山基地を手放さないというに等しい」と指摘した。

今回のプロジェクトは今年初め頃新設されたSOFAの関連規定にも反していることが分かった。

国防部の関係者は、「今まで米軍側からアパート建設に関するいかなる通報も受けなかった」とし、「特に、集合住宅の跡地は国防部所有で、米軍は賃貸権だけを持っており、SOFA規定を無視して建設を進める場合、13日に開かれるSOFA分科委員会で正式に抗議する」と述べた。



jinhup@donga.com