韓国・ハンガリー、共同でバルカン再建へ

金大中（キム・デジュン）大統領は３日間のノルウェー訪問を終えて７日（以下日本時間）ブダペスト入りし、４日間のハンガリー公式訪問の日程に入った。

金大統領は７日、マドウル大統領との会談に続いて、８日午前、オルバーン首相と首脳会談を行い、韓半島情勢とハンガリーとの経済協力などについて意見を交わした。

金大統領はオルバーン首相との会談で△１２０億ドル規模にのぼる再建事業が予想されるバルカンなど中部ヨーロッパと、欧州連合（ＥＵ）など第３国市場へのハンガリーとの共同進出△通商投資使節団の相互訪問などを通じた貿易・投資の促進△情報技術（ＩＴ）分野の協力拡大などに合意した。

李起浩（イ・ギホ）大統領経済首席秘書官は「米国とＥＵなどがユーゴ連邦の民主化を機に大規模な援助をして、バルカンの再建を本格的に進めている」としたうえで、「今後４〜５年内に高速道路、鉄道、通信などのインフラの構築に、１２０億ドルにのぼるプロジェクトが予想される」と説明した。

両首脳はまた、韓国と北朝鮮との対話の進展や韓半島の和平の定着に対して、ハンガリーの持続的な支持と建設的な寄与の意向を再確認し、ハンガリーのＥＵ加盟に向けた努力を評価した。

これに先立ち、金大統領は７日午前、ノルウェーのボンデビック首相と首脳会談を行い、造船、エネルギー、ＩＴでの協力を強化し、第３国市場への共同進出に協力することで合意した。

尹承模 ysmo@donga.com