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米が鉄鋼輸入を規制へ…韓国・EUなど強く反発

米が鉄鋼輸入を規制へ…韓国・EUなど強く反発

Posted December. 10, 2001 10:30,   

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米国際貿易委員会(ITC)が外国製鉄鋼製品の輸入制限勧告案を発表(東亜日報の地方版一部8日付A1・3面報道)したことに対して、韓国と欧州連合(EU)、日本など主な対米鉄鋼輸出国が強く反発している。

各国政府は今回の決定について激しく非難する声明を一斉に出し、ブッシュ米大統領に対しITC勧告案を拒否するように求めた。

産業資源部(産資部)は8日、張在植(チャン・ジェシク)長官の声明を出し、「ITCの勧告案は高率の関税賦課を通じて事実上の輸入禁止を招き、保護主義を拡大させることから、世界の鉄鋼産業の長期低迷をさらに悪化させるだろう」と述べ、強い遺憾の意を示した。

張長官は「今回の勧告案は米鉄鋼産業の問題を外国業界に転嫁しようとする措置」だとし「世界貿易機関(WTO)の規定に合わないいかなる措置に対しても、EUなど主要鉄鋼輸出国と協力して強力に対応する」と明らかにした。

産資部と外交通商部(外交部)は17〜18日、フランス・パリで開かれる経済協力開発機構(OECD)の鉄鋼会議など多者間協議を通じて、米政府が緊急輸入制限措置(セーフガード)を発動しないように促すことを決めた。

しかし、米政府は結局ITCの勧告案を受け入れた後、セーフガード措置を発動する可能性が高いと韓国政府はみており、韓国の対米鉄鋼輸出に及ぼす悪影響を最少化させる対策を講じる方針だ。

一方、日本の平沼赳夫経済産業相は「米ITCの決定を非常に遺憾に思っている」とコメントし、ブッシュ大統領に対して、ITCの勧告を受け入れないように求めたと共同通信が伝えた。

これに先立ち、米ITCは7日(米国時間)、自国内の鉄鋼メーカーを保護するため、外国製の輸入鉄鋼に対し最高40%の関税を課すことを主な内容とする勧告案をまとめ、19日にブッシュ大統領に提出することを決めている。

ブッシュ大統領は同勧告案にもとづき、該当諸国との両者協議などをへて、来年2月17日ごろ米政府の最終的方針を決定する予定だ。



申¥¥¥然鐏 ysshin@donga.com