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ロナウドの「復活」を祝う祝砲

Posted December. 11, 2001 09:47,   

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「ロナウドがその威力を取り戻した」

10日、ブレッシア・バリオリガモンティ・スタジアムで行われたイタリアプロサッカー・セリエA(1部リーグ)の2001〜2002シーズンのインテルミラノとブレッシアの試合。

前半18分にインテルミラノのツー・トップであるロナウドとクリスティアン・ビエリがファンタスティックなパスを受け渡ししながら、ブレッシアのゴールに向かって攻め入り、ペナルティーエリア近くでロナウドの右足シュートが強くさく裂した。ロナウドの足を離れたボールは強い力を受けて、まるで鉄砲玉が的を射たように、ブレッシアのゴールネットに吸い込まれた。

右ひざの故障でおよそ2年間活躍できなかった「新サッカー皇帝」が復活する瞬間だった。

ロナウドがゴールを成功させると、ブレッシアを応援する観衆はもちろん、セリエAリーグが行われている他の7ヵ所のスタジアムでも電光板を通じてこの知らせが報道され、「ロナウド、ロナウド」を連呼する観衆の歓声がスタジアムに鳴り響いた。

フィリッポ・インザーギ(ACミラン)とバティストゥータ(ASローマ)など世界的なスタープレイヤーも「サッカー界のビッグ・ニュース」だとして一緒に喜んだ。

ロナウドが公式試合でゴールを入れたのは1999年11月22日レッチェとの試合以来、およそ2年ぶりのこと。昨年4月のラツィオとの試合で右ひざの靭帯を負傷した後、2度の手術とリハビリを受けてきたロナウドは最近カムバックに成功したが、その間の空白のためか、なかなか振るわずにいた。

ロナウドの復活は、2002年ワールドカップサッカー大会の開催国である韓国にとって嬉しい知らせだ。ロナウドの祖国であるブラジルはワールドカップ本大会のC組に属し、韓国で組別リーグで3試合をしなければならない。韓国のファンとしてはペレ以降ブラジルが生んだ最高のサッカースターとして指折られるロナウドの華やかな姿を間近に見ることができるようになった。

同日、先発出場してゴールを入れた後、後半21分に交代したロナウドは、「久しぶりに先発出場して、とても嬉しい。私にとって今日こそ非常に重要な日」だとし、嬉しさを隠し切れずにいた。

ロナウドはゴールを成功させたのはもちろん、対戦チームの守備手の激しいタックルにもまったく気押されず、すばやい身動きを見せ、故障から完全に回復したことを証明した。

インテルミラノはロナウドのゴールに続いて、ビエリが2つのゴールを決め、3対1で勝利し、8勝4無1敗(勝点28)で首位に乗り出した。



權純一 stt77@donga.com