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コメの政府買入れ価格、2003年から引き下げ

コメの政府買入れ価格、2003年から引き下げ

Posted December. 11, 2001 09:47,   

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金東泰(キム・ドンテ)農林部長官は10日、「2003年と2004年にもをコメの政府買入れ価格を引き上げるのは難しい状況だ」とし、「2004年に予定されている世界貿易機構(WTO)コメ再交渉の際に交渉力を高めるには、韓国産の価格競争力を大幅高めなければならない」と明らかにした。

金長官はこの日の記者会見で、「来年には農業直払制以外に他の農家所得保全案が予算に反映されていないため、農村経済に及ぼす衝撃を減らすために政府買入れ価格を凍結するしかなかった」とし、「2003年と2004年にも引き上げは難しい」と述べた。

金長官は、「2004年末にWTOのドーハラウンドが終結する場合、コメ市場開放圧力が激しくなり、関税化を猶予するか、あるいは関税化に踏み切るかは、今の段階では決められないが、内外の価格差を縮めるべきという方針には変わりがない」とし、「現在の状況で関税化に転換しても、国内コメ価格が中国産輸入コメ価格より7.5%高いとの試算が一部から出ている」と述べた。

金長官のこのような発言は、一度も下落したことのない政府買入れ価格が、2003年から2年間毎年3〜4%づつ下落できる可能性を示唆したもので、注目されている。

金長官はまた、「農家所得保全のため、今年1ha当たり20〜25万ウォンだった農業直払制単価を、来年には40〜50万ウォンに引き上げる方針で、日本で施行している稲作経営安定制および畑作補償制、米国で施行している輸入保険制のような制度の導入を検討中だ」と説明した。

金長官は、国会がコメの政府買入れ価格を追加で引き上げる可能性と関連し、「農民らの立場を十分に考慮した中で、政府が難しく凍結案を決めただけに、これ以上引き上げてはならないと思う」とし、「国会での処理の過程で生産者米価が引き上がることがないよう、与野党議員らを説得する」と述べた。



朴重鍱 sanjuck@donga.com