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「朴賛浩の株価」急上昇…5球団が狙う

Posted December. 13, 2001 10:18,   

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大リーグの「ウィンターミーティング」が正念場にさしかかっている。同時に、これまで低かった朴賛浩(パク・チャンホ、28、LAドジャース)に対する関心も高まっている。

ウィンターミーティングは、シーズンオフに米プロ野球30球団の団長、コーチングスタッフ、球団職員らが総集結する会議。今年はボストンで10日から開かれ、14日まで熱いストーブリーグが展開される。球団の責任者が一堂に会すとあって、ここで大型トレードとFA(フリーエージェント)契約などが集中的に行われる。

12日だけでも、オールスターに12度選ばれ、ゴールデングラブを10回受賞した現役最高の2塁手ロベルト・アロマー(クリーブランド・インディアンス)のニューヨーク・メッツ行きトレードが実現した。また、シンシナティ・レッズのスラッガー、ドミトリー・ヤングがデトロイト・タイガースのユニフォームを着ることが決まるなど、「ウィンターミーティング」の熱気がひとしきり増している。

このウィンターミーティングで朴賛浩の株価も上昇している。ドジャースがFA選手のうち唯一朴賛浩に年俸調停申請して以来、ロサンゼルスのマスコミでは「ドジャースが積極的に朴賛浩獲得に乗り出すだろう」という見通しが出されている中、代理人のスコット・ボラス氏がウィンターミーティングで数球団と緊密な交渉を行っていることが明らかになった。

ボラス氏は「他の球団に対する交渉の第1段階作業が終わった。近く第2段階の作業を通して具体的な結果が出るだろう」と述べ、朴賛浩に対する契約が迫っていることを示唆した。同氏は「昨年、過去最高額(10年間で2億5200万ドル)の契約をしたアレックス・ロドリゲス(テキサス・レンジャーズ)との契約もウィンターミーティングの最終日に成就した」と話した。

現在ボストンのマスコミでは、朴賛浩を狙う球団がドジャースを含め、ボストン・レッドソックスとテキサス・レンジャーズ、ニューヨーク・メッツとニューヨーク・ヤンキースの5球団と観測している。日本人投手の野茂英雄を諦めたレッドソックスは、朴賛浩を迎え入れて、現役最高の投手、ペドロ・マルティネスとともに、先発マウンドの「両輪」として使う構想をしているとされる。

しかしレッドソックスもまた、レンジャーズと同様、朴賛浩の年俸が負担となっている。ボストン・ヘラルド紙によると、今年、選手の年俸だけでも1億1000万ドルを使ったレッドソックスは、年俸として1000万〜1500万ドルの余裕資金しか確保していないとされる。結局ボラス氏が年俸の面でどの程度の「ベッティング額」に満足するかが早期契約実現を左右するかぎとなる。



金相洙 ssoo@donga.com