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辛次官「辞任しない」 検察の捜査進む

Posted December. 14, 2001 09:25,   

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MCIコリアのオーナー陳承鉉(チン・スンヒョン)容疑者がロビー資金1億ウォンを第三者に渡したと検察で供述したことから、収賄疑惑を受けている法務部の辛光玉(シン・グァンオク)次官が13日、「辞任しない」と述べ、検察の捜査に真っ向から対抗する構えをみせている。

辛次官は同日記者らに「いま辞任すると、私に着せられた容疑を認める結果になる」として「容疑が解明されるまでは辞任しない」との考えを明らかにした。

しかしソウル地検の幹部は公式的には「配達事故の可能性」を排除していないが、「大統領府青瓦台(チョンワデ)が財政的に豊かなところでない状況ならば、辛次官が陳容疑者のかねであることを知らずに受け取った可能性もある」という見方を示し、辛次官がいかなる形でもかねを受け取った「がい然性」が高いことを示唆した。

政界と大統領秘書室の周辺では「1億ウォンの収賄疑惑が浮き彫りになったので、辛次官に対する調査は避けられないが、現職次官の身分だと、捜査チームに負担を与えることが考えられる」として辞任論が強く提起されている。

検察は辛次官がこれまで「陳容疑者とは一面識もない」として全面的に否定するなど、客観的な事実さえ是認していない点に注目し、辛次官周辺の捜査を続けている。

検察関係者は「まだ辛次官の口座の追跡は行っていない」と否定しているが、辛次官は前日マスコミに対し「大手企業に勤めている親戚の口座も追跡された」と強調した。

辛次官に1億ウォンを渡したいとして、陳容疑者から少なくとも1億ウォンを受け取った与党民主党のもと党員、崔澤坤(チェ・テクゴン)容疑者に対する検察の捜査の速度も加速化しつつある。

ソウル地検幹部は同日「陳容疑者から『崔容疑者は去年辛次官とソウル市内の某ホテルで2回以上にわたって会っており、辛次官へのロビー工作として1億ウォンを受け取った』との供述を10日前に受けている」と確認した。

この幹部はまた「崔容疑者がロビー資金を渡す役割を果たしたことを確認した後、4・5日に出国禁止の措置を取っており、崔容疑者は9日ニュージーランドに出国しようとしていたが、制止を受けた後に潜伏した」と述べた。

検察は崔容疑者と陳容疑者が14代国会議員を務めた金(キム)某前議員の紹介で会った事実を把握しており、近く金前議員を召喚して2人が会った経緯などを調べる方針だ。一方、ソウル地検幹部は、辛次官の1億ウォン収賄疑惑とは別に、国家情報院の金銀星(キム・ウンソン)第2次長が陳承鉉ゲートにどれくらい介入していたかを解明する捜査の速度も緩めない考えを明らかにした。



金昇鍊 srkim@donga.com