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朴賛浩、ドジャース以外にも引く手あまた

朴賛浩、ドジャース以外にも引く手あまた

Posted December. 17, 2001 10:53,   

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春の便りは花冷えから始まるということばがある。「コリアン・エキスプレス」と呼ばれる朴賛浩(パク・チャンホ、28)がこのケースにぴったり。ウィンター・ミーティングが不調に終わったことへの自責の声が上がるやいなや、エージェントのスコット・ボラス氏の「爆弾宣言」が後を次いだ。

ボラス氏はウィンター・ミーティングが終わった翌日の15日、ボストンに引き続き滞在し、LAの有力紙であるLAタイムスとのインタビューで、「LAドジャースが8日に申し入れた朴選手の年俸調整を拒否する」という意向を明らかにした。

一見、別に意味のなさそうなこのことばは非常に多くのことを示唆している。

まず、ボラスの発言が出された時点に注目する必要がある。自由契約選手(FA)が前所属球団の調整申し入れに拒否権を行使できるデッドラインは20日。しかし、ボラスは早期に拒否の意向をはっきりさせた。

これは朴選手が1年間の再契約を望むドジャースとの決別を一方的に通告したも同然といえる。裏を返せば、ボラス氏がウィンター・ミーティングを通じて朴選手の長期契約の見込みについて確信を持てるようになったという意味だ。FA市場が冷え込んでいる中、投手ランキング1位の朴選手に対する需要は確実だということだ。

万が一、朴選手がドジャースと再契約を結ぶとしても、そのときは1年間ではなく長期契約になりそうだ。規約によれば、ドジャースは朴選手と来年1月9日まで再契約交渉ができる。

ボラス氏は「若くて有望な朴選手を歓迎する所はたくさんある。彼の長期契約についてすでに複数のチームと3、4回交渉を行っている」と、自信をうかがわせている。

現在までの情報によれば、朴選手との契約を希望するチームとしては、前所属球団であるLAドジャースをはじめ、テキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックス、シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・メッツなどがある。



張桓壽 zangpabo@donga.com