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スケドウダラ、来年は値上がりか

Posted December. 17, 2001 10:53,   

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ロシア水域での韓国へのスケドウダラの漁獲割当量が、来年は今年より1万トン少ない2万5000トンになることが決定された。また18、19の両日、ソウルで開かれる第7回韓日水産当局者協議では、韓日両国が来年の相手国水域での漁獲割り当てを今年より減らすことで合意する見通しだ。

韓国の海洋水産部(海洋部)は16日、先月22日から27日までと、今月13日から15日までの二回にわたってソウルとモスクワで行われた韓ロ漁業委員会の交渉結果を発表した。

▲韓ロ漁業交渉〓海洋部の洪承湧(ホン・スンヨン)次官は「スケソウダラの漁獲量を減らす代わりに、韓ロ両国間の合弁事業と共同漁業によるすけそうだらの漁獲量を、今年の4700トンから来年には4万2000トンに増加させることにした」と述べ、「来年、民間競売入札の際に14万トンを確保すれば、今年と同じように20万7000トンを獲得できる」と語った。

洪次官は「韓国は今年のロシア民間入札で、割当量30万トンのうち、16万5000トンを確保した。ロシアは来年度のすけそうだらの総許容漁獲量(TAC)を45%減らす半面、国際民間入札クォーターはかえって増加させるため14万トンを確保するのは難しくない」と付け加えた。

しかし、海洋部のこのような説明にも関わらず、水産業界は来年はスケドウダラの値が上がる可能性が高いとみている。

ロシア水域でのスケソウダラの資源とTACが大幅に減少することになったため、「需要と供給の原則」につれて値上げせざるを得ない。今月末に予定されている政府の価価格交渉でもロシア側は去年より高い価格を提示すると予想されている。

合弁事業と共同魚業はまだ効率性や経済性が充分に検証されていない。

また、今年は国際民間入札の確保に向けての競争は激しくないが、外国に対する割り当てが10万7000トンから4万5000トンへと急減したことから、日本や中国、ポーランドなどの国が今年より攻撃的な姿勢で臨むものとみられる。

市中ではこのような予想にしたがって、もはや仮需要が発生しすけそうだらが値上がりする兆しがでている。

一方、韓国政府に対する鱈(たら)の漁獲割当量は、今年と同じ2500トンで、イカの漁獲割当量は今年より2300トン多い7300トンとすることに決めた。

▲韓日漁業交渉〓日本は「両国間の漁獲割当等量の原則」が初めて適用される来年から、実際に操業実績を反映して割当量を大幅に減らそうと主張してきたが、韓国は割当量削減を最小にすべきだとして対立してきた。

相対国の水域において今年の漁獲割当量は韓国が11万トン、日本が9万4000トンだったが、操業実績は、それぞれ約2万トンと約2200トンにとどまった。これを受けて、来年は今年に比べて割当量が激減する見通しだ。

海洋部の朴徳培(パク・トクべ)漁業資源局長は、「実績が低調する業種は割当量を減らす見返りに、主な業種のあり当て量を最大限に確保する計画だ」と話した。



千光巖 iam@donga.com