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北朝鮮の軽水炉担当者20人が韓国入り

Posted December. 18, 2001 09:22,   

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)デサン事業局のキム・ヒムン局長(閣僚級)を団長とする北朝鮮の軽水炉事業担当者20人が、慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)の原子力発電所(原発)を視察するため、16日韓国入りした。

北京経由、大韓(デハン)航空(KAL)機で韓国入りした北朝鮮の一行は、2週間の日程で滞在し、北朝鮮に提供される軽水炉発電所の参照モデルの蔚珍原発第3・4号基を見学した後、釜山市・機長郡(ブサンシ・キジャングン)にある古里(ゴリ)原発の原子力教育院と慶尚南道・昌原市(キョンサンナムド・チャンウォンシ)の斗山(ドゥサン)重工業などを訪問する予定だ。

北朝鮮が、米国の対テロ戦争による韓国側の警戒態勢の強化措置を理由に、10月に行う予定だった第4回離散家族訪問団の交換を一方的に延期した後、北朝鮮代表団の韓国訪問を許可したのは初めであることから注目される。

北朝鮮に軽水炉を建設する国際事業体、韓半島エネルギー開発機構(KEDO)の関係者は、「KEDOと北朝鮮が昨年締結した『(作業員)訓練のための議定書』にもとづいて韓国を訪問した北朝鮮代表団は、今回の訪問を通じて北朝鮮の軽水炉スタッフの訓練過程についての理解を深めることになるだろう」とし「今回の訪問の後、来年下半期にはKEDOの審査を経て選抜された北朝鮮技術者290人が韓国にやってきて、段階的な教育を受けるようになるだろう」と述べた。

同関係者は、また「北朝鮮視察団が韓国を訪問する際の費用は、軽水炉供給の契約に含まれているため、KEDOが負担することになる」としたうえで「北朝鮮側は当初、軽水炉の運転技術者の訓練を第3国で受けたいという考えを強調していたが、KEDO側が原発の訓練は、同一モデルを参考にして数十回にわたる練習が必要だという点を説得し、韓国で訓練を行うようになった」と説明した。



金影植 spear@donga.com