「陳承鉉(ジン・スンヒョン)ゲート」を再度捜査しているソウル地検は19日、法務部・辛光玉前次官を召喚し、MCIコリアのオーナー陳承鉉容疑者からロビー資金を受け取ったかどうか、また社稷洞(サジクドン、警察庁調査課)チームの陳容疑者に対する内部調査を中止させたかどうかなどを調べた。
検察は辛前次官の調べが終り次第、包括的収賄罪を適用して、逮捕状を請求する方針を固めたものとみられる。
ソウル地検の幹部は「辛前次官に金を渡したという陳容疑者のロビイストである与党民主党のもと党員、崔澤坤(チェ・テクゴン)容疑者が、辛前次官の釈明を覆す諸状況を打ち明けた」と述べた。
同幹部は、崔容疑者は△辛前次官とはかなり前からの知り合いでおよそ10回にわたって会っており△辛前次官に会った時「陳容疑者の問題」について話し合っていて△陳容疑者と一緒に辛前次官と去年5月と8月の2度会い△陳容疑者が渡したロビー資金1億5900万ウォンのうち1000万〜2000万ウォンくらいを辛前次官に渡したと、供述したことを明らかにした。
辛前次官はこれまで「陳容疑者とは一面識もないうえ、誰からも1ウォンも受け取ったたことがなく、崔容疑者とは業務のため昨年4〜5回会っただけ」だとし、ロビーとの関わり疑惑を否定してきた。
一方、陳氏ゲートをめぐり職権乱用・収賄などの容疑が持たれている国家情報院の金銀星(キム・ウンソン)前第2次長が19日病院に入院したが、これについて、捜査チーム関係者は「入院とは関係なく、22日に金前次長を召喚する方針には変わりがない」としている。
金昇鍊 srkim@donga.com