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ナイキの予想的中率、わずかに8%

Posted December. 20, 2001 09:55,   

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韓国軍が保有している対空防衛兵器、ナイキ・ミサイルの予想的中率が、装備の老巧化のために8〜30%台に過ぎなくなっていることが19日明らかになった。

また老巧化したおよそ2000機のナイキ・ミサイルを代替するために、2兆2836億ウォンを投資している、新型ミサイル48機の導入に向けた次世代誘導兵器事業(SAMX)が、費用の問題のため続けて機種選定が先送りされていることから、領空防衛戦略の大幅な見直しが不可避なものとされている。

国防部が最近、国会・国防委員会所属の野党ハンナラ党・姜三載(カン・サムジェ)議員に提出した資料によると、98年、空軍が国防科学研究所(ADD)に依頼、ナイキ・ミサイルを点検したところ、予想的中率は8%台であることが分った。

しかし、国防部は「8%の予想的中率は、98年に氷点下50度の過酷な環境のもとで行われた実験の結果」だとし「昨年、国防科学研究所が実施した実験では、予想的中率が30%以上だった」と釈明した。しかし、こうした結果は最上級ナイキ・ミサイルの平均予想的中率の半分ぐらいに過ぎない水準だ。

このため国防部はナイキ・ミサイルの老巧化による空白を埋めるため△目標物一つに2機のナイキ・ミサイルを配置△射程40kmのホークミサイルを移動・配置し△戦闘機の哨戒任務を強化して、遠距離打撃能力を向上させるなどの対空防衛補完策を作ったことを明らかにした。

ナイキ・ミサイルは、1950年代に韓半島(在韓米軍)に配置された古いミサイルで、世界では韓国だけが実戦に使用している。



成東基 esprit@donga.com