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「警察隊員」になった朴賛浩に「ウェルカム!」

「警察隊員」になった朴賛浩に「ウェルカム!」

Posted December. 24, 2001 08:28,   

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朴賛浩(28・パク・チャンホ)は、今新たな舞台に立った。

23日に公式入団式をしてテキサスの「警察隊員(レンジャーズ)」になった朴賛浩。ナショナルリーガーからアメリカンリーガーに変身した彼にとって「グットニュース」と「バッドニュース」は何かを探ってみた。

▲グッドニュース〓まず、味方の打線援護を待つプレッシャーから解放された。ドジャースと違い、レンジャーズは今年246本の本塁打で大リーグ1位に登りつめたバッティングにすぐれたチーム。マウンドに立つ朴賛浩にとって、心強い「サポーター」となってくれるだろう。アレックス・ロドリゲス、ラファエル・パルメイロ、イワン・ロドリゲスに加え新たに迎えられたカール・エバレットに至るまで、中心打線の破壊力は最高レベルだ。朴賛浩はバッティング、守備、肩の3拍子が揃った現役最高の捕手として認められる10年連続ゴールドグラブ受賞者のイワン・ロドリゲスと息を合わせることになり、思う存分球を投げられるだろう。

朴賛浩にさらに希望を与えてくれるのは、今年の冬、レンジャーズが選手スカウトに総力を傾けていることから、だんだん強豪チームらしくなってきていることだ。今年のチーム平均自責点は5.71と大リーグ最下位をマークするほど攻守の不均衡が激しかったレンジャーズは、2年連続ア・リーグ西部地区で最下位になったことを反省し、今年のストーブリーグで投手力強化に積極的に乗り出した。朴賛浩のほか、10勝台の投手デイブ・バーバと抑えのジョン・ロッカーをクリーブランド・インディアンスからスカウトした。これに加えて、シアトル・マリナーズのフリーエージェント(FA)選手アーロン・シーリーの受け入れも進めており、従来とは違うマウンドになると思われる。

▲バッドニュース〓レンジャーズが属するア・リーグ西部地区は、強豪チームが集まっているため、地区優勝が容易ではない。シアトル・マリナーズは今季歴代チーム最多勝タイ(116勝)を達成し、マーク・マルダー(21勝8敗)−ティム・ハドソン(18勝9敗)−バリー・ジト(17勝8敗)ら、マウンドに「魂をかけた三銃士」が布陣するオークランド・アスレチックスは2年連続ポストシーズンに進出したチーム。アナハイム・エンゼルスも手ごわいチームだ。

指名打者制があるア・リーグは、投手が打撃をしないため、伝統的にバッティングがナ・リーグに比べ強い。朴賛浩としては1番から9番まで休める打順がなくなったわけだ。ア・リーグにはスラッガーも多い。マリナーズの日本人スター、イチローやブレット・ブーン、ジェイソン・ジアムビ(ニューヨーク・ヤンキース)、「打点マシン」ホアン・ゴンザレス(クリーブランド・インディアンス)、マニー・ラミレス(ボストン・レッドソックス)ら各チームの巨砲を相手に戦わなければならない。

そのうえ、レンジャーズのホームスタジアム、アーリントンパークは、乾燥しているため抵抗が少ない上、真夏に40度まで気温が上昇する蒸し暑い気候から「投手の墓場」と呼ばれる。朴賛浩は、かつてこのスタジアムでただ一度マウンドに登り7イニング1失点で好投したことがあるが、今後はドジャース時代より失点は多くなると予想される。



金相洙 ssoo@donga.com